F1目指すドライバーが欧州から参戦。ネクストF1スターがスーパーフォーミュラから誕生する可能性も

F1に次ぐ速さを備えると言われるスーパーフォーミュラは世界中から高く評価されており、F1をはじめ世界のモータースポーツ関係者の関心を集めている。欧州のチームやメーカーのなかにはスーパーフォーミュラをF1に至る最後のステップと位置付け、契約している育成ドライバーを来日させたり、ドライバー自らスーパーフォーミュラにアプローチしてくる例など、欧州からの問い合わせや噂話は数えきれないほど多くあります。 
 
実際、今年はウイリアムズF1のリザーブドライバー(正規ドライバーが出場できない際に代わりに出走する控えドライバー)で、2025年のFIA F2ランキング4位のルーク・ブラウニングがREALIZE KONDO RACINGに加入しました。 
開幕前にブラウニングは「フルタイムのF1シートへの次のステップとして、トラック上でどのように成長してきたかを示す機会となり、新しい環境と文化の中でスキルを磨き続けることができる」と語っていたように、スーパーフォーミュラはヨーロッパ中心のFIA F2とはまた違った難しさがあり、挑戦し甲斐があるレースカテゴリーです。 
 
また、2025年スーパーフォーミュラチャンピオンの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)もそれまでの2シーズンFIA F2を戦い、2年目はランキング4位という成績を残して来日。2024年からスーパーフォーミュラに参戦し、レッドブルF1チームとの契約を続けながら2年目の2025年に悲願のタイトルを獲得。確固たる実績を残して、今季もイギリスのファクトリーでのシミュレーター作業を中心にレーシングブルズでリザーブドライバーを任されています。 
現在のヨーロッパでは多くのジュニアカテゴリーがピレリタイヤを履き、FIA-F4時代からヨーロッパ圏内を転戦するため、FIA F2に参戦する頃にはどのグランプリコースも走行経験がある状態となります。そのため、ヨーロッパ出身ドライバーにとってほとんど走行経験がない日本のサーキットを転戦するスーパーフォーミュラは、初めて走るサーキットでの戦い方やプロセスの構築、文化や言語の異なる環境への適応力を養う上でも貴重な機会となります。 
 
2023年までスーパーフォーミュラでタイトル争いを繰り広げた平川亮は現在、WEC(FIA世界耐久選手権)に参戦しつつ、ハースF1チームのリザーブドライバーを務め、今季もF1の開催週でのフリー走行への参加が予定され、 
スーパーフォーミュラに参戦中の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM‘S)もハースF1のデベロップメントドライバーとして旧型車で今年、イギリス・シルバーストンで走行を重ねているようにスーパーフォーミュラとF1の距離はかつてないほど近くなってきています。 
スーパーフォーミュラは日本のトップカテゴリーとして、元F1ドライバーの小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)をはじめとした日本のトップドライバーが多数参戦しています。 
同時に、日本のサーキットや事情に精通したベテラン日本人ドライバーを打ち負かし、自らの存在をF1関係者にアピールしたい若手ドライバーが海外から多数参戦しに来ています。 
 
かつてスーパーフォーミュラに参戦したストフェル・バンドーン(Aston Martin Aramco Formula One Team・テスト&リザーブ)、ピエール・ガスリー(BWT Alpine Formula One Team)、リアム・ローソン(Racing Bulls)がそうであったように、5月23日(土)〜24日(日)に開催される第4戦・第5戦鈴鹿に参戦するドライバーの中に、数年後のF1ドライバーがいるかもしれません。F1に次ぐ速さを備えると言われるSFマシンと将来のF1ドライバーが鈴鹿を走る姿は、その目に焼き付けておく価値があります。 
ストフェル・バンドーン
ストフェル・バンドーン
ピエール・ガスリー

ピエール・ガスリー

ピエール・ガスリー

ピエール・ガスリー

リアム・ローソン

リアム・ローソン

リアム・ローソン

リアム・ローソン

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