はじめてのモータースポーツ観戦ガイド

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■RACE「MFJGPってどんなイベント?」

バイクレースの最速決定戦! 「全日本ロードレース」最終戦がMFJグランプリ!

鈴鹿サーキットで開催されているバイクレースには、様々なものがありますが、大きなレースでいうと「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)と今回の「全日本ロードレース」があります。鈴鹿8耐は国際大会であり、FIM世界耐久ロードレース選手権(EWC)の中の1戦で、今年はフランス、ドイツに続いて日本で第3戦目が開催されました。1台のマシンを2~3名のライダーが交代しながら行う"耐久レース"で、8時間先のゴールに向かって完走を目指します。

一方で、今回の全日本ロードレースは国内選手権。クラスにもよりますが、平均15周前後でレースが終了するいわゆる"スプリントレース"。1ライダー1マシンに乗車し、ゴールに向けて1周目から超真剣の真っ向勝負が見どころです。

簡単にまとめると…

■鈴鹿8耐

  • 国際大会(世界耐久ロードレース選手権の中の1戦)
  • 耐久レース(8時間)
  • チーム戦:1台のマシンを2~3名のライダーで交代
  • 戦略重視:ピット作業(バイクへの給油やタイヤ交換)、燃料管理、ライダーの体力配分
 

■全日本ロードレース

  • 国内最高峰の選手権
  • スプリントレース(15周前後 ※クラスによって変動)
  • 個人戦:1ライダー1マシン
  • 速さ重視:1周目からスピード勝負
  
そして、今回の鈴鹿では全日本ロードレースのシリーズ最終戦として、「2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 第57回MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿」が開催されます。
MFJグランプリってどんな大会?
今年の全日本ロードレースは全7戦、日本各地のサーキットで開催されいて、鈴鹿サーキットはその最終戦で、MFJグランプリとして開催されます。

<2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ年間スケジュール>
大会名 開催地 開催日 開催クラス
もてぎ2&4レース モビリティリゾートもてぎ(栃木) 4月19日(土) ~ 4月20日(日) JSB1000         
スーパーバイクレース in SUGO スポーツランドSUGO(宮城) 5月24日(土) ~ 5月25日(日) JSB1000,ST1000,ST600,J-GP3,JP250
筑波大会 筑波サーキット(茨城) 6月21日(土) ~ 6月22日(日) J-GP3,JP250
スーパーバイクレース in もてぎ モビリティリゾートもてぎ(栃木) 8月23日(土) ~ 8月24日(日) JSB1000,ST1000,ST600,J-GP3,JP250
スーパーバイクレース in 九州 オートポリス(大分) 9月13日(土) ~ 9月14日(日) JSB1000,ST1000,ST600,J-GP3,JP250
スーパーバイクレース in 岡山 岡山国際サーキット(岡山) 10月4日(土) ~ 10月5日(日) JSB1000,ST1000,ST600,J-GP3,JP250
第57回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿  鈴鹿サーキット(三重) 10月25日(土) ~ 10月26日(日) JSB1000,ST1000,ST600,J-GP3,JP250
どんなバイクが走るの?
MFJグランプリでは、マシンの大きさ、排気量の違う4つのクラスがレースを行います。

クラスの違い
J-GP3・・・レース専用の250ccマシン
ST600・・・市販車の600ccモデルをベースにしたマシン
ST1000・・・市販車の1000ccモデルをベースにしたマシン
JSB1000・・・ST1000よりも改造範囲が広く、国内シリーズ最上位のクラス

中でもJSB1000クラスは、Honda(CBR1000RR-R)・Kawasaki(ZX-10R)・SUZUKI(GSX-R1000R)・YAMAHA(YZF-R1)と言った国内メーカーに加え、イタリアのDUCATI(Panigale V4R)、アプリリア(RSV4 Factory1100)、ドイツのBMW(M1000RR)のマシンもエントリーしているので、国内メーカーと海外メーカーのバトルや、見た目だけでなくサウンドの違いも楽しめます!

【豆知識】市販車とレーシングマシンは何が違うの?

ウインカーやミラー、ナンバープレートなど、公道での走行に必要な保安部品を取り除き、速く走ることに最適化されているのがレーシングマシンです。そのため、市販車がベースとなるST600、ST1000、JSB1000のマシンは保安部品を取り外した上で、各クラスのルールに適合するパーツが装着されています。
速く走るためにどんなマフラーを装着しているか?他にどんなパーツを使っているかなど、マシンを注目して見るのも、レースの楽しみ方の一つです。
MFJグランプリのスケジュールは?
MFJグランプリを観戦する上で、レースが開催される週末のスケジュールを把握しておくことが重要です。
ここでは、10月25日(土)~26日(日)のJSB1000クラスのスケジュールや流れを簡単にご紹介!

予選(公式予選)

10月25日(土)の9:35-10:15の40分間で行われます。他のスポーツでの「予選」とは、決勝への出場資格を決めることが主ですが、モータースポーツの「予選」では、決勝のスタート位置(スターティンググリッド)を決めるものになります。
この40分間の走行の中で、各ライダーが0.01秒でも他のライダーよりも早いタイムを目指します。

予選での各ライダーの最速タイム順で、10月25日(土)の決勝レース(Race1)のスタート位置を、各ライダーの2番目に速いタイム順で、10月26日(日)の決勝レース(Race2)のスタート位置(スターティンググリッド)が決まります。

決勝

予選のタイムで決定したスターティンググリッドにマシンを停め、一斉にスタートします。
10月25日(土)には14周のRace1、10月26日(日)には16周のRace2と、週末で2回も決勝レースが行われます。

周回数もRace1は14周、Race2は16周なので、5.821kmの鈴鹿サーキットレーシングコースを約30分で走り切るレースとなります。
約30分でゴールを迎えてしまうので、1周目から超真剣勝負。この、一瞬たりとも見逃せないスプリントレースが、MFJグランプリの魅力です!

■TICKET「チケットはどれを買えばいい?」

レースイベントを観戦するためには、そのイベントの「チケット」を購入する必要があります。
ただチケットには色々な種類があるので「チケット一覧を見てもどれを購入したら良いのか、よくわからない…」と言う方も多いはず。
そんなわけで、MFJグランプリ初心者の方におすすめのチケットを紹介します。
とりあえず「はじめてのレース観戦楽しみたい!」アナタは?

■自由席観戦券で間違いない!

初めてのレース観戦で、どこからレースを観ればいいのかわからない。…という方におすすめなのが「自由席観戦券」

自由席観戦券で観戦できるのはV1、Q1、Q2、A、B、C、D、E、I、R、S席、そして西コースエリア。自由席観戦券で、ほとんどのエリアで観戦が可能です!アナタの好みの観戦スポットを見つけてみよう!
をクリックすると詳細ページに移動します
16~23歳のアナタは?

■レースも、アトラクションも全部無料の「16-23 ZERO円パス」がおすすめ!

16歳~23歳の方は10月25日(土)・26日(日)有効のチケットとして…
鈴鹿サーキット入場
鈴鹿サーキットパークのアトラクション乗り放題
レース観戦券 ※「自由席」に入場可能
これらすべて"無料"の超お得なチケット。

レース目的はもちろんですが、アトラクション目的の来場でも、超お得な2日間が約束されている"スペシャルデイズ"なんです!

8月31日(日)から申し込み受付中
» 16-23 ZERO円パスについて詳しくはこちら
ファミリーで楽しみたいアナタは?

■新設のボックス型観戦席「S-BOX」がおすすめ!

2025年3月より、最終コーナー付近に新設のボックス型観戦席「S-BOX」をオープン!

ファミリーはもちろんのこと、ご友人などグループでの観戦にもおすすめ。
ゆったりとした空間でくつろぎながら、最終コーナーからホームストレートに駆け抜けるマシンを眺めることが可能。

» S-BOXについて詳しくはこちら
もっと!レースの熱気・迫力を体感したいアナタは?

■パドックパスの購入がおすすめ!

パドックエリア

レース観戦券の他に別途パドックパスを購入すればパドックエリアに入場が可能。
パドックエリアではライダーやチーム関係者、レース車両を間近にレースの熱気や迫力を体感できる!
運が良ければ、ライダーやチームメンバーと直接話す機会があるかもしれない。写真を撮ったり、サインを貰えたりすることも!?

ピットウォーク

ピットレーンを歩いてマシンやライダーを間近で見たり、各チームのファンサービスに参加することができる。

激感エリア

最高に"映える"写真が撮れる 激感エリアに入場可能!

コースのすぐそばで、マシンのスピードや大迫力のエンジン音を体感できます!
加えて至近距離での撮影コースに非常に近いため、迫力ある写真が撮影可能!

» 詳しくはこちら

■ITEM「どんな服装&持ち物がいい?」

もちろん自分の好きなスタイルで自由に観戦するのが基本だけど、迷うようならコレを参考にしてみてね!

服装

  • (1)帽子
    秋でも日差しが強い日もあるので、帽子は被るのをおすすめします。ツバの広い帽子が◎。
  • (2)上着とバッグ
    気温が高めなら半袖もアリですが、その場合もいざという時に羽織れる長袖は持っていこう。バッグは両手が空くリュックがおすすめです。またスマホが取り出しやすいスマホショルダーやウエストポーチなどもあると便利!
  • (3)ボトムス
    歩きやすいパンツが定番。気温が上がりそうならロングスカートもあり。
  • (4)靴
    とにかく履き慣れた、歩きやすい靴。気温が高くてもサンダルはおすすめしません。雨の心配がある場合は防水性のあるものだと快適です。

持ち物

  • (1)モバイルバッテリー
    アクセス情報やフード情報などの確認で、レース観戦ではスマートフォンのバッテリーが心配になってくるので、予備のバッテリーを用意すると安心です!
  • (2)長袖の上着
    秋は朝晩に冷え込むことがあるので、いざという時に羽織れるように用意しておくのがおすすめです。
  • (3)双眼鏡・オペラグラス
    遠目のサーキットビジョンやリーダータワー、ピット作業などをしっかり見ることができます!
  • (4)カッパ・ポンチョ
    雨対策としては、傘に比べて場所を取らず、両手も空くのでカッパ・ポンチョがおすすめです。雨の心配が無さそうな場合でも、天気急変に備えて念のため用意しておきましょう。
  • (5)ビニール袋
    汗や雨で濡れてしまったタオルや衣服をしまう時に活躍します。他でもあると何かと役立つので出来るだけ大き目で丈夫な材質のものを何枚か持っていこう。
  • (6)シートクッション
    長時間座ることも想定して、持ち運びしやすい折り畳み式のものがあると便利!
  • (7)タオル
    暑い日には汗を、雨の日には雨水を拭うのに必須のアイテム。フードが付いた大き目のものは日除け・防寒にも役立ちます。
  • (8)日焼け止め
    秋でも日差しが強い日もあるので、日焼け止めは念入りに!塗り直し用に現地にも持っていこう。
  • (9)現金
    会場内のキャッシュレス化は進んでいるものの、予期せぬ所で手持ちのデジタル決済方法に対応していない買い物や支払いが発生する場合もあります。
    場内のグッズショップやフード店舗ではキャッシュ決済をご利用いただけます。>>詳しくはこちら

■ACCESS「どうやって行ったらいいの?」

MFJグランプリ開催期間は鈴鹿サーキット周辺道路の渋滞が見込まれるため、可能であれば電車やバスなどの公共交通機関での来場がおすすめ。
どちらにしても、当日慌てないようにあらかじめアクセス方法をしっかり確認しておこう。
県外からのアクセス【公共交通機関】
近鉄名古屋線・白子駅を使うルート。近鉄白子駅から三重交通バスに乗って鈴鹿サーキットを目指そう。
伊勢鉄道・鈴鹿サーキット稲生駅を使うルート。稲生駅からは約2kmの徒歩ルートになるが、ここは渋滞に捕まる心配は無いので時間の計算がしやすい。
県外からのアクセス【車・バイク】
大阪・京都・神戸からの推奨ルート

大阪・京都・神戸からの推奨ルート

大阪・奈良からの推奨ルート

大阪・奈良からの推奨ルート

東京・名古屋からの推奨ルート

東京・名古屋からの推奨ルート

三重県内の主要市街地からの所要時間

・四日市市街地から約40分
・津市街地から約30分
・伊賀市街地から約60分
・松阪市街地から約55分
・伊勢市街地から1時間10分

※渋滞のない通常期の時間です
駐車場
MFJグランプリ期間中の鈴鹿サーキットの正面駐車場マップ
MFJグランプリ期間中の鈴鹿サーキットの正面駐車場マップ
赤色エリア:前売指定駐車エリア
青色エリア:当日駐車エリア
オレンジ色エリア:バス・自転車・バイク・おもいやり駐車エリア

MFJグランプリでは早い段階で前売駐車券は完売になります。当日駐車場も午後には満車になるケースが多いので注意!

バイクでご来場の方は、メインゲートから近いP1・P2・P3に無料で駐輪可能です。

■PLAN 近日公開

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。