交通教育センタートップ交通教育センターとは鈴鹿サーキット交通教育センター50年の歩み

鈴鹿サーキット交通教育センター50年の歩み

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鈴鹿サーキット交通教育センターでの安全運転講習
それは1964年、緊急自動車(白バイ)の講習からはじまりました

伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

一番最初の講習参加者は白バイ隊員

高速道路開通に伴い、白バイ隊員には危険を伴う高速走行に対応した、高度な運転技能と知識の習得が求められました。

腕に覚えのある白バイ隊員への講習。
“走る・曲がる・止まる”という運転の基本を徹底した実技と、高速でも安全に運転できることを理論的に解説した座学。

講習の結果、一般の交通事故が激増する中で、白バイ隊員の事故は減少していきました。
正しい教育を実施すれば、事故が減ることを行政当局が体験したことは、その後の交通教育のきっかけとなりました。

これが現在に続く安全運転講習の始まりであり、鈴鹿サーキット交通教育センターの原点にもなっています。

  • 白バイ実技訓練
  • 講義
伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

社員を加害者にしない社員を被害者にしない業務運転者の安全運転講習

白バイ隊員の講習効果に注目した企業からの依頼を受け、1965年からは企業向けの安全運転講習を実施しました。

その後、通信・輸送・電力会社など、二輪車や四輪車を使って日常の仕事に従事している官公庁、会社、学校等の要請を受け、毎年多数の講習を実施し、業務運転における交通事故防止に尽力してまいりました。

企業に対する交通事故防止に関しては、運転者に対する講習だけでなく、社内の業務車両の運転に関する社内ルールや資格制度の作成や、それに伴う安全運転指導者の養成など、企業の交通安全すべてのサポートをしています。

  • 安全運転講習
  • 安全運転講習
伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

特殊な運転技能や知識を必要とされる運転者のニーズに応えて

緊急自動車の講習からスタートした鈴鹿サーキット交通教育センターでは、さまざまな運転者に対して、それぞれ特殊なニーズに基づいた講習を行ってきました。

車両としては、一般的な二輪車・四輪車だけではなく、大型トラック・高所作業車・移動販売車・車両輸送用トレーラー・三輪バイク・配達二輪車などにも対応し、夜間走行・緊急走行・積載走行・運転補助者による車両誘導方法など、企業の車両使用実態や業務内容にあわせて、常に新たな講習プログラムを作成し進化させています。

参加者が自分の立場と相手の立場を、実技を通して体験し、理論を交えて考え、そして自分は何をすべきかを導き出していきます。自ら体験し、考え、導き出した結論こそが、自覚と自信を伴った「継続できる安全行動」につながると考えています。

  • 講習
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  • 講習
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伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

二つの二輪大会への協力と各企業の安全大会の実施

白バイ・パトカーの講習を行う中で、さらなる安全運転の向上を目的とした大会開催の必要性が検討され、大会の競技方法や指導法、課題の作成について、鈴鹿サーキット交通教育センターが協力することとなりました。

1969(昭和44)年、警察庁主催の「第1回全国白バイ安全運転競技大会」が開催され、1992(平成4)年の24回大会まで鈴鹿サーキットで開催されました。

また、1968(昭和43)年に開催された二輪車安全運転コンテスト(現二輪車安全運転全国大会)は、1978(昭和53)年から開催地を鈴鹿サーキットに移し、現在も継続して開催されています。

この二つの大会開催を通じて、運転技術の向上に加えヘルメットやウェアの重要性も認識され、その後の白バイ隊員のユニフォームやライディングギアの技術開発に貢献し、ライダーの安全性向上に大きな影響を与えました。

その後、デリバリー業界や運送業界の安全運転競技大会を開催。現在も全国の自動車教習所の教習指導員を対象とした安全運転競技大会や、各企業の安全大会等への協力も行っています。

大会に参加することで、安全な運転技術や意識の向上、指導者の指導力向上につながっています。

  • 白バイ大会
  • ヤマト運輸の大会
伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

オートバイやクルマが好きだからこそ、安全に楽しんでもらいたい

1970年代、暴走族は大きな社会問題となり、オートバイに乗る若者イコール暴走族、と単純に結びつけられてしまう傾向が高まっていました。

そこで、これまで行っていた官公庁や企業の運転者への安全運転講習を高校生にも広げていきました。そこには、「オートバイを若者から遠ざけるのではなく、青少年が健全な交通参加者となるための安全教育を行うことが必要である」という想いがありました。

1978年、二輪保有者数が1千万人を超え、二輪車事故死傷者数が急増するなか、二輪の運転初心者教育に力を入れるため「Hondaモーターサイクリスト・スクール(HMS)」がスタート しました。
これは免許取得後に中・大型バイクの基本操作や人とオートバイの限界を実車を使って安全に体験するというスクールです。

1990年代、二輪車事故死者数は減少傾向に転じ、四輪車の交通事故が社会問題化してきました。
そのような中、1991年に四輪運転者を対象とした「Hondaドライビング・スクール(HDS)」がスタート。

1994年には、オートバイにのる体験を親子で共有しながら、交通ルールやマナーについて考え、家族の絆を深めていただくための「親子でバイクを楽しむ会」がはじまりました。

オートバイやクルマが好きな方に、いつまでも楽しく安全に乗りつづけていただくために、運転技術とともに、安全マインドを高めていただくため、お手伝いをしています。

  • HMS
  • HMS
伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

写真でみる講習・スクール車両

  • 1960年代
  • S600

    S600

  • ドリームCB450

    ドリームCB450

  • 1970年代
  • SUPER CIVIC

    SUPER CIVIC

  • ドリームCB550

    ドリームCB550

  • 1980年代
  • GRAND CIVIC

    GRAND CIVIC

  • VF750セイバー

    VF750セイバー

  • 1990年代
  • MIRACLE CIVICフェリオ

    MIRACLE CIVICフェリオ

  • VFR750F

    VFR750F

  • 2000年〜
  • CIVIC 教習仕様

    CIVIC 教習仕様
    (2006年まで)

  • CB1300SF

    CB1300SF
    (2007年まで)

伝えつづけてきた安全への想いと進化し続ける安全ノウハウ

鈴鹿サーキット交通教育センターは常に進化しつづける

交通環境が変化し、車の安全技術も進化する中、講習参加者の多様なニーズに対応できる交通教育環境を整えるため、鈴鹿サーキット交通教育センターは2007年に完全リニューアルするなど進化を続けています。

コンピュータシステムが示す詳細なデータや記録映像などを活用し、講習参加者が”自らの運転に気づく”ことで、意識と行動の改善を図ることを目的としたプログラムや、重大事故の多い夜間の運転について考えるプログラム、クルマに装備されている様々な安全装置を正しく理解するためのプログラムなど、変化する交通環境にあわせた研修プログラムを開発し続けています。

どんなにクルマの安全技術が進化しても、クルマを運転しているのは”人”。
「人に対して運転技術だけでなく、運転の心構えや周囲への心遣いなど、モラルを持ったドライバーを育成することにより、モビリティ社会で共存するすべての人の安全を目指していく」

この創業当初からの変わらない信念をもとに、鈴鹿サーキット交通教育センターはHondaとともに進化しています。

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