コチラがモータースポーツのヒミツに大接近!
レースで走るクルマやバイクは、鈴鹿サーキットを1周何分で走るんだろう?
レースで一番速いタイムの事をなんと言うんだっけ?
モータースポーツの基本を知ればどんどん観戦が楽しくなるよ!
さぁ、みんなでコチラと一緒にモータースポーツの基本を学んじゃおう!
Lesson 1モータースポーツ用語

モータースポーツではいろんな専門用語が使われているよ。
英語もいっぱいだからむずかしそうだなぁと感じたお友だちも大丈夫!
このページの用語をマスターしておけば、観戦の時もバッチリだ!
予選(よせん) | 決勝レースでスタートする順番を決めるのが予選。フォーミュラ・ニッポンやスーパーバイクでは、ノックダウンといって、はやいタイムを出したドライバーやライダーが残っていく方法で行われているんだ。だから、予選も白熱(はくねつ)して、まさにサバイバル(生き残り)だよ。 |
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ポールポジション | 予選で1番のタイムを出したドライバーやライダーだけがこの場所からスタートできるんだ。タイムを競争したら1番のドライバーやライダーだけど、レースではどうなるか楽しみだね。 |
フォーメーションラップ ウォームアップラップ |
決勝レーススタート前に、自分の車(バイク)がおいてある場所(スターティンググリッド)からスタートしてコースを1周し、予選で決められた場所につくための周回のことだよ。 |
ファステストラップ | 決勝レースで1番のタイムがファステストラップ。ファステストラップはレース中にどんどん更新されていくから、ドライバーやライダーがたたき出すタイムに注目だ! |
オーバーテイク | レース中に前を走るマシンを追い越して、順番が入れ替わること。オーバーテイクはとてもむずかしいテクニックだけど、オーバーテイクがどんどん出ると、レースはすごく白熱(はくねつ)して面白いんだ! |
コントロールタワー | コントロールタワーはレース全体を見渡して司令塔の役割を果たしているんだ。白熱(はくねつ)するレースをきちんと管理して、危険(きけん)が無いようにしたり、レース中のタイムを計ったりもしている。コースの中にはレスキュースタッフ達もいる。レスキュースタッフはコントロールタワーからの指示に従(したが)って、クラッシュなどのトラブルに対応するんだ。レース中にマシンがコース上に止まってしまうなど危険(きけん)な状態(じょうたい)になったときにはセーフティーカーも出動するぞ! |
コントロールライン |
マシンがコントロールラインを通過するときにタイムをはかるラインのこと。 1周のラップタイムや周回数(しゅうかいすう)などの基準(きじゅん)になる。タイムは1/1000秒まで計測されるんだ。コントロールラインはビデオで撮影されていて写真判定(はんてい)などに使われているよ。鈴鹿サーキットではレース中のコントロールラインは、コントロールタワー前に設置されているぞ。 |
Lesson 2これ・なんだ?

レース中によく見かけるものは色々あるけど、何のためにあるんだろう。役割を知ればどんどん楽しくなるよ。
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リーダータワー
レース中の順位や1周のタイム(ラップタイム)をリアルタイムでお知らせしているのがリーダータワーだ。
どのドライバーやライダーの順位が上がっているのかやタイムの差もすぐにわかるので、かならずチェックしよう。
リーダータワーには文字や写真等も表示できるかくれた機能(きのう)もある。
レースの時にはイベントのロゴやドライバー・ライダーの写真が表示されたりもするので見のがさないようにしよう! -
グリッド
予選(タイムアタック)の結果、そのタイムの早い順番にせいれつする場所がグリッド。
グリッドには番号と車やバイクが止まる場所が書かれている。これがグリッド番号だ。
たいていのレースではいちどコースに出てグリッドを確認した後にレースがスタートする。
グリッドの順番はレースを有利に進める上でも重要なので、予選からドライバーやライダーたちの熾烈(しれつ)な戦いはスタートしているぞ。 -
ポディウム
きびしいレースを戦いぬいたドライバーやライダーたちをたたえる場所がポディウム(表彰台)。
このポディウムに立てるのは多くのドライバーやライダーの中でもほんのひと握りの3人だけだ。
ポディウムではその成績をたたえる式典が行なわれ、最後には楽しいシャンパンファイトが待っている。
栄光をつかんだドライバーやライダーたちをみんなでお祝いしよう!
Lesson 3モータースポーツではたらくクルマ

モータースポーツでは、レーシングマシンのほかにも、いろんなクルマが活躍しているんだ!
そんなかっこいいクルマたちを紹介するよ!
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マーシャルカー
コース上でトラブルが起きたときに現場にかけつけるのがマーシャルカーだ!
サイレンとストロボライトでその存在をアピールしながら、安全を守ることを最優先に任務(にんむ)をはたしているよ。
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セーフティーカー
セーフティーカーは、コース上で走行しているレースマシンをコントロールする役目をになっているんだ。
鈴鹿サーキットを知り尽くした熟練(じゅくれん)のドライバーが運転しているんだ。 -
高規格救急車
(こうきかくきゅうきゅうしゃ)ドライバーやライダーを救出し、治療を行うことができるのが、高規格救急車だ。
車内には酸素吸入器(さんそきゅうにゅうき)やAED(電気ショック)などの治療用(ちりょうよう)の機械(きかい)がたくさんあって、まるで病院みたいになっているよ。
まさに、はしる病院ともいえるたのもしい車両だね。 -
ロードスイーパー
(コース清掃車)レーシングコースの砂やタイヤカス(すりへったタイヤ)を走りながら掃除する車両だよ。
両側に装着されているブラシと吸引機(きゅういんき)でどんどんコースをきれいにしてくれるんだ。
掃除のスピードはピカイチなので忙しいレースのときに大活躍するよ。
たまったごみは、車両の後部にためられていて、ある程度たまると捨てるんだ。 -
2輪回収用トラック
レーシングコース内でバイクが止まってしまった時に頼りになるのがこのトラック。
このトラックは街中で見かけるのとは少し違うよ。
なんと後ろに大きな台車がつながっていて、とまっているバイクの近くまで行ってバイクをのせてピットまで帰ってくることができるんだ。 -
クレーン車
レーシングコースでストップした4輪マシンを救出するために活躍するのがクレーン車だ。
運転席の後ろについているクレーンでマシンを吊り上げて、乗せたり、運んだりすることができるよ。
特にフォーミュラカーの救出に大活躍するんだ。 -
油圧(ゆあつ)カッター車
油圧カッター車は、見た目は街中を走っているクルマとよく似ているけど、すごいパーツを装着しているんだ。
その名前の通り、油圧カッターはオイルの力で障害物を広げたり、切ったりして救出活動に活躍するよ。
人の力ではとても動かせそうに無いクルマのボディなんかも油圧カッターがあれば大丈夫。 -
消火装置(そうち)搭載車
街中でよく見るワゴンタイプのクルマに見えるけど、消火能力はすごいクルマなんだ。
そのヒミツは、車両の後ろに搭載されている消火装置。この消火装置は水をすごい勢いで放出して、火災のピンチにあるマシンの消火にあたるよ。その能力はミニ消防車ともいわれているほどすごいんだ。 -
散水車
(さんすいしゃ)クルマの後ろについているタンクにためられた水をまく車だよ。
レーシングコースに大量の汚れがついた時などに一気に散水してコースをきれいにするんだ。
さらに効率的(こうりつてき)にコースをそうじするためにロードスイーパーといっしょに作業したりすることもあるよ。
Lesson 4モータースポーツフラッグ

コースの状態を監視して、レース運営をサポートするオフィシャルからコースを走行するドライバーやライダー達にコース状態を伝えるのはフラッグ(はた)が使われるよ!
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チェッカーフラッグ
レース終了を示す旗。レースを象徴(しょうちょう)する旗(はた)としても広く知られている。
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イエローフラッグ
危険(きけん)を知らせる合図。この旗が出ている先は、追い越しが禁止される。
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オレンジボールフラッグ
車両にメカニカルトラブル発生を知らせる合図。ピットで修理後に再スタートできる。
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グリーンフラッグ
コースクリアの合図。イエローフラッグが終了した次のかんしばしょでも表示され、その場合は加速や追い越しが可能になる。
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レッドフラッグ
レース中断、危険(きけん)あり最徐行または停止の合図。レースの中断を知らせ、ドライバーやライダーは直ちに競技をやめ、停止するか定められた場所へゆっくり走って戻らなければならない。
Lesson 5タイム紹介
F1マシンは鈴鹿サーキットを1周、1分30秒で走るんだ!これは、平均すると時速232kmで走っていることになる。さらに、最高スピードは時速300km以上だから、すごく速いね。8耐に参加するバイクも1周、2分10秒で、平均速度は時速161kmだよ!とぎすまされた2輪と4輪の走りに大注目だ!
