鈴鹿サーキット モータースポーツライブラリー

F1日本グランプリレースレポートF1日本グランプリレースレポート

2024 FIA F1世界選手権シリーズ MSC CRUISES 日本グランプリレース

4月6日(土)予選レポート

初の春開催となった鈴鹿F1日本グランプリの予選を制したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

予選

 15時からスタートした公式予選でフェルスタッペンは、Q1で1分28秒866を記録してトップ。Q2では1分28秒740を記録してトップ。そしてポールポジションをかけてタイムアタックを行うQ3でも、チームメイトのセルジオ・ペレスに0.066秒の差をつける1分28秒197を記録して、3年連続となるポールポジションを獲得した。
 ペレスは惜しくも2位。以下、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と続き、角田裕毅(RB)は10位で予選を終えた。

4月7日(日)決勝レースレポート

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が鈴鹿3連覇

決勝

 4月7日(日)、初の春開催となったF1日本グランプリの決勝レースが行われ、102,000人のファンが来場した。
 3年連続でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が決勝レースでも魅せた。スタート直後に赤旗中断となり、改めてスタートが切られたが、この2回ともフェルスタッペンはスタートを決めてトップをキープ。その後はピットストップのタイミングの違いでトップを譲ることはあったものの、それ以外は後続を寄せ付けることなく、2位に10秒以上の差をつけて鈴鹿3連覇を飾った。
 シャルル・ルクレール(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)による激しい2位争いは、最終的にペレスに軍配が上がり、ホンダRBPTのパワーユニットを積むレッドブルがワンツーフィニッシュ。3位はフェラーリのチームメイトバトルを制したカルロス・サインツで、ルクレールは4位に終わった。
 10番グリッドからスタートした角田裕毅(RB)は1回目のスタートでポジションを落とし、2回目は12番手からスタートすることになった。しかしすぐにポジションを取り戻し9位に浮上。その後大混戦の中で順位を落とす場面もあったが、22周目に5台が同時ピットインを行った際に14位から11位に上がり、最終的に10位入賞を果たした。
 日本人の入賞は2012年の小林可夢偉の3位以来、実に12年ぶりの快挙となった。

決勝レーストップ3記者会見

■優勝&チャンピオン獲得 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
マックス・フェルスタッペン 「とても良い勝利だったと思います。基本的に最初のスティントを終えたあとに、小さな調整が加えられ、それでさらに快適に走ることができました。もっとペースを上げなければいけない時は、いつでもそうすることができました。その辺はタイヤの状況を見ながら走ることができました。今日の結果には非常に満足しています」

■2位 セルジオ・ペレス(レッドブル)
セルジオ・ペレス 「かなりうまくいったレースでした。予想外に気温が上がったことで、バランス面で100%対応することができず、タイヤのデグラデーションが大きくなりました。結果的に2セットのハードタイヤを履いて、ペース的に少し妥協した部分もありましたが、第2スティントで上手くコントロールできるようになり、最後のスティントではバランスも良くなっていました」

■3位 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
シャルル・ルクレール 「レースペースが良くないことはなんとなく分かっていたので、レッドブル勢のペースが素晴らしかったことを考えると、勝つ可能性について考えるのは不可能だったと思います。ただ、表彰台をゲットできる可能性はあったので、そこに集中して上手くマネージメントできたと思います。すごくタフなレースで、苦労しました」

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