F1日本グランプリ予選はレッドブルのフェルスタッペンがポールポジションを獲得
金曜日のフリー走行1回目・2回目を制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、土曜日のフリー走行3回目もトップタイムを記録。万全の体制で予選に挑んだ。予選Q1では1分29秒878のトップタイムをマークしたが、Q2では若干タイムを落としシャルル・ルクレール(フェラーリ)にトップを奪われた。しかしQ3は1回目のアタックで1分29秒012を記録してトップに立つと、終了間際に1分28秒877までタイムを短縮。2位に0.581秒も差をつけて見事ポールポジションを獲得した。
2位は鈴鹿で絶好調のルーキー、マクラーレンのオスカー・ピアストリで1分29秒458、3位は同じくマクラーレンのランド・ノリスで1分29秒493。4位はルクレール、5位はセルジオ・ペレス(レッドブル)、6位はカルロス・サインツ(フェラーリ)のトップ6だった。
角田裕毅(アルファタウリ)はQ3に進出し、9番グリッドを獲得した。
9月24日(日)、F1第17戦日本グランプリの決勝レースが開催され、101,000人のファンが来場した。
予選でポールポジションを取ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、スタートでランド・ノリス(マクラーレン)を抑え込みトップを守ると、その後セフティーカーやバーチャルセフティーカーが入る場面もあったが、堂々の走りで後続を寄せ付けず、ポールトゥウィンを達成した。
フェルスタッペンは3日間を通じ、予選Q2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)にトップの座を奪われただけで、フリー走行を含めすべてトップ。前戦シンガポールでは不調だったが、鈴鹿で強いフェルスタッペンが復活した。これでフェルスタッペンは今季13勝目。獲得ポイントも374に伸ばし、3年連続チャンピオン獲得に大きく近づいた。
2位は3番グリッドからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)、3位は2番グリッドからスタートしたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。以下、ルクレール、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)と続いた。
これでレッドブルはランキング2位のメルセデスとのポイント差を318に広げ、見事2023年のコンストラクターズチャンピオンに輝いた。
9番グリッドからスタートした角田裕毅(アルファタウリ)は、チームメイトのリアム・ローソンと激しい順位争いを行ったがタイヤ戦略に苦労し、12位でフィニッシュした。
■優勝&チャンピオン獲得 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「全てがうまくいったレースだった。クルマは素晴らしくて、タイヤの調子も良かったし、デグラデーションもコントロールできた。他とは戦略が少し違っていていたところはあったけど、特に問題はなかった。スタートではランド・ノリスとかなり接戦になったけど、お互いに当たらなくて良かった。最後まで力強く走れたし、本当に最高な週末となった」
■2位 ランド・ノリス(マクラーレン)
「今回も2位表彰台となったけど、前回と違ってストレスのないレースだったと思う。特にラスト5〜10周はそうだった。少なくともより良くなっていると思う。その証拠に2台が表彰台に上がったからね。フェルスタッペンを攻略しようと思ったけど叶わなかった。だけど、週末を通してチームのみんなが頑張ってくれた」
■3位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「すごく特別なレースウィークになった。昨日の予選でフロントローを獲得して、今日の決勝ではF1で初めての表彰台となった。すごく楽しかった。もちろん、もっと改善したいところはたくさんあるから、この調子で引き続きやっていきたい。今までやってきたことが全てひとつにまとまったことが、この結果に繋がったと思っている」