
- 表彰式の様子

- 日本グランプリ初優勝となったメルセデスAMG ニコ・ロズベルグの走り

- 3位のレッドブル マックス・フェルスタッペンの走り
53周で争われた決勝レースは、ポールポジションのニコ・ロズベルグ(メルセデス)が好スタートを切ってトップで1コーナーへ突入した。そのまま後続を引き離す、12周終わりと29周終わりで行ったタイヤ交換をミスなくこなしトップを快走した。一方、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)は出遅れてしまい8番手まで後退し。35周目に3番手に浮上。2番手を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に近づき、残り2周のシケインで追い抜きを仕掛けるが止まり切れずにコースオフ。順位を入れ替えることができなかった。
結局、4.978秒のリードを築いたロズベルグがそのままトップチェッカーを受け、今季9勝目、通算23勝目を飾った。2位にはフェルスタッペンが入り、鈴鹿では初の表彰台を獲得。3位にはハミルトンが続いた。この結果により、メルセデスが3年連続3回目のコンストラクターズチャンピオンを決定した。注目のマクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが16位、ジェンソン・バトンが18位となった。
■ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
「今週末は完璧だった。スタートもうまくいって、途中からはフェルスタッペンとの間隔とペースをコントロールしながら走った。まだレースがたくさん残っているから、チャンピオン獲得に向けて集中していきたい」
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「とにかく、自分のレースをすることに集中した。マシンの調子も良かったし、チームのピット戦略も素晴らしかった。」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「スタートではホイールスピンをしてしまった。大きく遅れてしまって、とにかく挽回することだけを考えてレースをした」
10月8日(土)、鈴鹿サーキットでF1日本グランプリの公式予選が行われ、46,000名のファンが来場。現在ランキングトップのニコ・ロズベルグ(メルセデス)がチームメイトのルイス・ハミルトンを0.013秒上回る1分30秒647を記録し、ポール・ポジションを獲得した。
注目のマクラーレン・ホンダは、地元レースでQ3進出を目指したが、ジェンソン・バトンが1分32秒851で17番手となりQ1で敗退。16番手でQ1通過を果たしたフェルナンド・アロンソだが、1分32秒689で15番手となり、Q2でノックアウトされた。今回は上位進出も期待が高かっただけに厳しい結果となった。
■ポールポジション ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
「マシンのバランスも良く、全てうまく行った。この結果には満足している。Q1で3番手だがいいタイムを出せたし、自信はあったよ」
■2位 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「前戦とは違うセットアップにした。結果を出さなければと思っていた。時間があればもっと行けたと思うが、2位は嬉しいし、ベストは尽くしたよ」
■3位 キミ・ライコネン(フェラーリ)
「前戦と同じマシンだけどいい結果が出てびっくりしているし、うれしい。3位が目標ではないので悔しいけど、パフォーマンスには満足している」