鈴鹿サーキット モータースポーツライブラリー

F1日本グランプリレースレポートF1日本グランプリレースレポート

2013年F1日本グランプリ 10月14日(月・祝)レポート

前日の表彰台の様子がプリントされた「ウィナーズカード」を来場者に配布

先着5,000名にウィナーズカードが配布された
先着5,000名にウィナーズカードが配布された
ウィナーズカード
ウィナーズカード

前日の決勝レースの写真に、表彰台に上がった3人のサインがプリントされた「ウィナーズカード」が、観戦チケットを持っている来場者の先着5,000名に配布された。優勝したS・ベッテル、2位のM・ウエーバー、3位のR・グロージャンがプリントされた、今回しか手に入らない貴重な一品。これを手に入れるために多くのファンがオープン前からゲート前に並ぶほどの人気だった。

決勝日翌日に「F1ファンミーティング」を開催!

浜島裕英氏×小倉茂徳氏トークショーの様子
浜島裕英氏×小倉茂徳氏トークショーの様子
ファンにサインをする浜島氏
ファンにサインをする浜島氏
メインストレートウォークの様子
メインストレートウォークの様子

決勝レースの興奮冷めやらぬ10月14日(月・祝)にグランドスタンド前、メインストレートを中心に「F1ファンミーティング」が開催された。レースアナウンサーのピエール北川氏の司会でフェラーリの浜島裕英氏とモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏のトークショーが10時にスタート。グランドスタンドには多くのファンが集まった。「シンプルな2ストップ作戦だけのはずだったけど、思ったよりロングランでのタイムの落ちが大きかった」と浜島氏。「2コーナーを見ていると、状況によって様々なラインがあった。それを考えて走ることができるのがF1ドライバー」と小倉氏。前日の決勝レースを分析し、専門的な話をファンに披露。浜島氏からは、他では聞くことができない複雑なチーム事情の話題などが飛び出し、集まったファンからは大歓声が。最後はファンにサインをしながら退場。スタンドからは惜しみない拍手が送られた。

11時からはメインストレートウォークとプレイバック上映がスタート。メインストレートでは各グリッドで記念撮影をしたり、スタートラインに置かれたS・ベッテル、M・ウエーバー、R・グロージャンのF1ドライバーパネルで記念撮影をしたり、最終コーナー側では救急車や車両積載車、マーシャルカーの搭乗体験や撮影、さらには片付けが進むF1機材の撮影をしたり、決勝翌日のレーシングコースを思い思いの方法で楽しんだ様子だった。

こうして、ファンイベント「F1ファンミーティング」でF1日本グランプリは締めくくられた。ファンイベントと言えば、2014年3月1日(土)・2日(日)に「モータースポーツ ファン感謝デー」の開催が決定した。今回もファンの皆様への感謝をこめて、イベントに無料でご招待する。

10月13日(日)決勝レポート

鈴鹿マイスター、ベッテルが逆転優勝!鈴鹿4勝目を達成!

優勝したS・ベッテル
優勝したS・ベッテル
右から3位のR・グロージャン、優勝したS・ベッテル、2位のM・ウエーバー
右から3位のR・グロージャン、優勝したS・ベッテル、2位のM・ウエーバー
2位のM・ウエーバー
2位のM・ウエーバー
3位のR・グロージャン
3位のR・グロージャン

決勝レースのスタートを決めたのは4番グリッドのR・グロージャン(ロータス)。スタート直後に前のS・ベッテル(レッドブル)を抜くと、1コーナーまでにポール・ポジションのM・ウエーバーをも抜いてトップに浮上した。レース序盤はグロージャン、ウエーバー、ベッテルの順で周回を重ねた。

ウエーバーが3ストップ作戦でフレッシュなタイヤを使ってハイペースで走行するのに対し、ベッテルとグロージャンは2ストップ作戦。終盤にペースを落としてしまったグロージャンに対し、ベッテルはタイヤを労わりながらもハイペースで走行し、全車がピットインを終えた時点でトップに浮上。そのまま後続の追い上げを寄せ付けず、鈴鹿4勝目を決めた。「鈴鹿で勝つ事は本当に素晴らしい事なんだ。鈴鹿のファンの前で勝つことができて、最高の気分だよ!」とベッテルは優勝の喜びを語った。2位はウエーバー。3回目のピットストップで3位に後退しながらも、残り2周でグロージャンをオーバーテイクした。ホールショットを決めたグロージャンは3位だった。ベッテルとチャンピオン争いをしているF・アロンソ(フェラーリ)は8番グリッドからすばらしいレース運びを見せ4位でチェッカー。ベッテルのチャンピオン決定を阻止した。

レジェンドF1デモランには中嶋ファミリーが登場!
決勝レース後には「キッズF1表彰式ツアー」を初開催!

中嶋親子3人が揃った中嶋ファミリースペシャルトークショー
中嶋親子3人が揃った中嶋ファミリースペシャルトークショー
レジェンドF1 デモンストレーションランの様子
レジェンドF1 デモンストレーションランの様子
ファミリーシートのお客様と300名の家族が参加したキッズF1表彰式ツアー
ファミリーシートのお客様と300名の家族が参加したキッズF1表彰式ツアー

「中嶋悟。25回目の鈴鹿凱旋」コーナーには、1987年から91年までに中嶋悟氏とともに戦った5台のマシンが展示され、3日間に渡り多くのファンが訪れた。またF1日本グランプリスペシャルステージでは悟氏の息子でレーシングドライバーの一貴選手、大祐選手とともにステージに登場し、トークショーを披露。その中嶋ファミリーが国際レーシングコースに登場。決勝レースの前に3人でデモランを行った。さらにはHondaのエースドライバー、伊沢拓也選手がマクラーレン MP4/6に乗ってデモランを披露。当時を彷彿させる4台のマシンの走り、そしてそのエンジン音にファンは大きな声援を送っていた。

鈴鹿F1日本グランプリで初めて、決勝レース後のメインストレートが開放され、表彰式を間近で見ることができるイベント「キッズF1表彰式ツアー」が開催された。これはファミリーシート(S席)のお客様と、抽選で選ばれた300名のご家族が参加できるもの。ファミリーシートも今年が初の企画で、家族で楽しみながら観戦している様子がうかがわれた。

F1ウィークのイベントはまだまだ終わらない。決勝翌日14日(月・祝)には「F1ファンミーティング」が開催され、プレミアムトークショー、メインストレートウォーク、プレイバック上映&トークショーなど、魅力的なイベントが満載だ。これは3日通し観戦券を持っていれば無料で入場できる。

10月12日(土)レポート

ウエーバーがQ3で逆転ポール・ポジション!ベッテル2位。ハミルトン3位

ポール・ポジションのM・ウエーバー
ポール・ポジションのM・ウエーバー
予選2位のS・ベッテル
予選2位のS・ベッテル
予選3位のL・ハミルトン
予選3位のL・ハミルトン

予選Q3でM・ウエーバー(レッドブル)が魅せた。Q2は鈴鹿でチャンピオン決定を狙うS・ベッテル(レッドブル)がトップタイムだったが、最終予選、上位10台でポール・ポジションを賭けてアタックを行うQ3では、序盤にチームメイトのウエーバーが1分30秒975を記録。ベッテルは1分31秒台で出遅れた。さらにはチェッカー間際のラストアタックで、ウエーバーはさらにタイムを縮め1分30秒915。対するベッテルもタイムを縮めたが30秒台に入れることができず、1分31秒089で2位。優勝しないと鈴鹿でチャンピオンが決められないベッテルの最大のライバルは、チームメイトのウエーバーになった。絶好調のL・ハミルトン(メルセデス)は3位。ベッテルとタイトルを争うF・アロンソ(フェラーリ)は8位だった。

「クイズGP」、「サポーターズコンテスト」など、参加型イベントも大盛況!

F1スペシャルステージで行われたクイズGP予選
F1スペシャルステージで行われたクイズGP予選
コチラレーシングF1キッズステージなど沢山のステージイベントが開催されている
コチラレーシングF1キッズステージなど沢山のステージイベントが開催されている

GPスクエアの「F1日本グランプリ スペシャルステージ」では11日(金)に引き続き一般参加イベントの「クイズGP」や「サポーターズコンテスト」の予選が行われた。「クイズGP」にはF1に関したクイズが出題され、関係者も驚くほどのつわものが出現。13日(日)に行われる決勝に進むとF1ジャーナリストの小倉茂徳氏と対戦する。大好評の「サポーターズコンテスト」にはチームやドライバーを応援するコスプレを身にまとったファンが多数出場。海外のテレビ局もその様子を撮影する中、ステージでパフォーマンスを披露した。この2つのイベントは13日(日)の決勝で優勝すると、パドックパスなど豪華賞品がプレゼントされる。

これらのステージイベントに加え、GPスクエアの各ブース、レーシングシアター前広場の「コチラレーシングのF1ピット」「F1ドライバーフォトスポット」なども大盛況。12日(土)予選日の鈴鹿サーキットはレース観戦もイベントも、多くのファンで賑わった。

便利な施設やサービスを使って快適観戦

逆バンクオアシスには全国のB級グルメが集合
逆バンクオアシスには全国のB級グルメが集合
GPスクエアを始め各所に設けられているインフォメーション
GPスクエアを始め各所に設けられているインフォメーション

逆バンク、シケイン、130R、スプーンに設置された「オアシス」にはフードコートやグッズ売り場、救護所・インフォメーション・授乳室、そして屋根の付いた休憩所などが設けられている。他にも各観戦席の入場口付近、GPスクエア周辺、メインゲート近くのウエルカムひろばにもこれらの施設が設置されていて、観戦の合間の食事や休憩に利用することができる。

観戦中の情報収集には観戦席前にあるサーキットビジョンや場内放送に加え、Pit FM、Twitter、Facebookでも各種情報が配信されている。またスマートフォンのF1公式アプリなども情報収集に利用できる。これらに加え、場内各所で販売しているオフィシャルプログラムや雑誌、新聞、さらには無料で配布しているMAP & 観戦ガイドなどと併用して、充実した情報を得ることができる。

他にもウエルカムひろば、1コーナーゲート、シケインオアシスに設けられている、バリアフリートイレや子どもトイレ、パウダールームなど、様々な施設やサービスが会場内で提供されている。

※Pit FM:87.0MHz または77.4MHz(どちらか聞きやすい周波数でお聞きください)
※Twitter:レース実況は@suzuka_live/イベント情報は@suzuka_event/交通・駐車場情報は@s_trf
※Facebook:www.facebook.com/suzukacircuit

10月11日(金)レポート

金曜日フリー走行はS・ベッテルがトップタイム。
鈴鹿4勝目に向けて好スタート!

フリー走行でトップタイムを記録したS・ベッテル
フリー走行でトップタイムを記録したS・ベッテル
F・アロンソはフリー走行2回目10番手
F・アロンソはフリー走行2回目10番手

晴天に恵まれた10月11日(金)、いよいよF1日本グランプリが始まった。10時からのフリー走行1回目がスタートすると続々とF1マシンがコースイン。それとともにサーキット中が大声援に包まれた。このセッションでトップタイムを記録したのはL・ハミルトン(メルセデス)で1分34秒157だったが、午後のフリー走行2回目は一気にタイムが上がり、現在ランキングトップのS・ベッテル(レッドブル)が1人1分33秒台に入る1分33秒852のトップタイムを記録。鈴鹿4勝目に向けて好スタートを切った。ベッテルのタイトル決定阻止を狙うF・アロンソ(フェラーリ)は、途中スピンを喫するなど歯車がかみ合わず、フリー走行2回目を10番手で終えた。

12日(土)は11時より1時間のフリー走行が、14時よりノックアウト方式の予選が行われる。そしてベッテルのチャンピオン決定がかかる決勝レース(53周)は13日(日)15時にスタートする。

イベントも本格的にスタート!家族向け「コチラレーシングのF1ピット」も大盛況!

特別展示「中嶋悟。25回目の鈴鹿凱旋」
特別展示「中嶋悟。25回目の鈴鹿凱旋」
F1なりきりフォトスタジオ
F1なりきりフォトスタジオ
F1ドライバーフォトスポット
F1ドライバーフォトスポット

GPスクエアでのイベントが本格的にスタート。F1日本グランプリ スペシャルステージや「中嶋悟。25回目の鈴鹿凱旋」コーナー、メルセデス・ベンツ、Hondaのブースなど、多くのファンで賑わっていた。

レーシングシアター前の「コチラレーシングのF1ピット」では「小倉茂徳氏のF1マシン速さのひみつ教室」「応援うちわ手作り教室」「F1なりきりフォトスタジオ」「応援ネイル&フェイスペイント」「ピレリF1タイヤ展示」「ザウバー風洞モデル展示」などが開催され、多くのファミリーがそれぞれのイベントを楽しんでいた。またレーシングシアター前への入口には「F1ドライバーフォトスポット」が設けられ、一緒に記念撮影を行う姿などが見られた。

これらのイベントは12日(土)、13日(日)も引き続き開催される。また12日(土)には前夜祭が、13日(日)にはレジェンドマシンによるデモ走行やドライバーズパレード、そして決勝終了後には西コースウォークが行われる。さらには決勝翌日の14日(月・祝)にはF1ファンミーティングが開催される。

10月10日(木)レポート

「鈴鹿はコースもファンも大好きなんだ!」
ベッテルが鈴鹿でチャンピオンを決めることができるか!?

記者会見で「鈴鹿は大好き」と語ったS・ベッテル
記者会見で「鈴鹿は大好き」と語ったS・ベッテル

木曜日記者会見で「鈴鹿は大好きなコースなんだ。S字は常にアクセルを踏まなければいけない。スプーンもドライバーの力を試す。それにここのファンは熱狂的で僕たちを大歓迎してくれるから、鈴鹿は大好きだよ。ここに来るのが楽しみだった」と語ったS・ベッテル(レッドブル)。大好きな鈴鹿でなんとしてもチャンピオンを決めたいはずだ。しかしランキング2位のF・アロンソとは77ポイントの差があり、残り4戦、100ポイントの差をつけるためには最低でも優勝の25ポイントが必要となる。これまで鈴鹿がチャンピオン決定レースとなったことが24レース中11回あったが、ベッテルが鈴鹿12回目のチャンピオン決定レースを演出することができるのか。あとがないアロンソがそれを阻止するのか。今回の大きな注目ポイントとなる。

10日(木)はピットウォーク、東コースウォーク、サイン会を開催。
いよいよ11日(金)よりF1日本グランプリがスタート!

東コースウォークの様子
東コースウォークの様子
サイン会に登場したJ・バトン
サイン会に登場したJ・バトン
レジェンドオブ鈴鹿にはF1ウィーク限定でフェラーリF2003GAを展示
レジェンドオブ鈴鹿にはF1ウィーク限定でフェラーリF2003GAを展示

10日(木)からいよいよF1ウィークに突入。この日はF1マシンやピットガレージの様子を間近で見ることができる「ピットウォーク」やお子様連れの家族だけが参加できる「キッズウォーク」、実際にレーシングコースを自分の足で歩くことができる「東コースウォーク」、そして抽選で選ばれた人が参加できる「ドライバーサイン会」などが行われ、多くのファンが参加した。

実際にF1マシンの走行が始まる11日(金)からはグランドスタンド手前のGPスクエアに設置された「F1日本グランプリ スペシャルステージ」でのイベントもスタート。ゆうえんち「モートピア」の「レーシングシアター」内のコーナー「レジェンドオブ鈴鹿」では、F1ウィーク限定でミハエル・シューマッハがドライブした「フェラーリF2003 GA」を展示。そのレーシングシアター前では「できた!が、いっぱい。コチラレーシングのF1ピット」と題して、「小倉茂徳氏のF1マシンの速さのひみつ教室」など、お子様や家族で楽しめるイベントが多数開催される。

10月9日(水)レポート

いよいよ10日(木)からF1ウィークがスタート!

一気にF1ムードが高まってきた鈴鹿サーキット
一気にF1ムードが高まってきた鈴鹿サーキット
観戦エリアの準備も完了(A2仮設スタンドの様子)
観戦エリアの準備も完了
(A2仮設スタンドの様子)
ピット内ではF1マシンの調整が進む(ザウバー)
ピット内ではF1マシンの調整が進む
(ザウバー)

いよいよ10月10日(木)からF1日本グランプリウィークのイベントがスタートする。一般ファン向けに、F1マシンやピットガレージの様子を間近で見ることができる「ピットウォーク」やお子様連れの家族が参加できる「キッズウォーク」をはじめ、実際にレーシングコースを自分の足で歩くことができる「東コースウォーク」、そして「ドライバーサイン会」など、10日(木)から魅力的なイベントが盛りだくさんだ。

これに先立ち、9日(水)はピット、パドック、そして観戦エリアの準備もほぼ完成し、ピットの中ではF1マシンを整備する様子が見られた。コースサイドの看板やピットウォール、そして表彰台なども完全にF1仕様への模様替えが完了し、鈴鹿サーキットは一気にF1ムードが高まってきた。

このあと11日(金)10時にフリー走行1回目がスタート。F1マシンが華麗なエンジンサウンドを響かせてファンの前に登場する瞬間を迎える。この日は90分間2回のフリー走行が行われ、12日(土)には1時間のフリー走行ののち、決勝レースのスターティンググリッドを決める公式予選が14時から行われる。そして注目の決勝レースは13日(日)15時に53周(307.471km)先のチェッカーを目指しスタートする。

ランキングトップを走るS・ベッテル(レッドブル)が鈴鹿でチャンピオンを決めるのか。F・アロンソ(フェラーリ)がベッテルのタイトル獲得を阻止するのか。12日(土)の予選日、13日(日)の決勝日ともに晴天が予想されており、例年と同じ、いや例年以上の超高速バトルで、新たな歴史が鈴鹿サーキットに刻まれる事だろう。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。