Le Mans Suzuka Positive Award

「鈴鹿8耐」では、"歴史と伝統"を後世に残す持続可能な社会の構築を目指しており、この一環として、「Le Mans Suzuka Positive Award」を設定します。

2019年2月23日に、フランス西部自動車クラブ(フランス ル・マン市)と、ル・マンと鈴鹿サーキットに関する友好協定を締結し、世界耐久選手権におけるル・マンアワード、鈴鹿アワードの設定を行ってまいりました。この「Le Mans Suzuka Positive Award」は、共に1978年から耐久レースを開催する「ル・マン」と「鈴鹿サーキット」が新たに取り組む賞典で、参加チームの皆さまとサステナビリティの輪を広げ、環境や社会への好循環と大会の持続可能性を高めてまいります。

Le Mans Suzuka Positive Awardについて

鈴鹿8耐出場全チームのサステナビリティの取り組みを数値化し、その中から最もポジティブな影響を与えたチームを表彰します。
再生可能エネルギーの使用や低炭素移動など、環境負荷低減につながる活動や、大会期間におけるチーム運営において使い捨てプラスチックの削減やリサイクルに関する取り組み、子どもたちへの教育活動や地域社会への貢献活動など、4つの活動種目から幅広く募集します。
  • 対象
    全参戦チーム
  • 活動対象
    Environment(環境)
    Circular Economy(循環経済)
    Charity(チャリティ)
    Social Action(社会活動)
  • 評価組織
    国際モーターサイクリズム連盟(FIM)
    Warner Bros. Discovery Inc.
    フランス西部自動車クラブ(ACO)
    ホンダモビリティランド株式会社
  • 表彰
    鈴鹿8耐表彰式にてトロフィーの贈呈
フランス西部自動車クラブ(ACO)ピエール・フィヨン会長のコメント
「 Le Mans Suzuka Positive Awardは、責任あるイノベーションこそがモーターサイクルレースの未来を築くという強い信念に基づいています。このアワードを通じて、私たち両サーキットは、環境とインクルージョンの両面で真に持続可能性に取り組むチームを積極的に評価し、支援していきます。私たちは共に、新たな文化を育んでいけることを誇りに思います。」

ホンダモビリティランド株式会社 代表取締役社長 斎藤毅のコメント
「友好パートナーであるル・マンとの取り組みを、モータースポーツの未来に向けた新たな形で拡大できることを、大変嬉しく思います。
両サーキットが主体的にイニシアチブを取り、サステナビリティの輪を広げていくことで、持続可能な社会の実現とモータースポーツ文化の継承・発展に貢献していきたいと考えております。」

贈呈トロフィーについて

Le Mans Suzuka Positive Awardのトロフィーは、倉本仁氏がデザインを手がけ、三重県尾鷲産ヒノキを使用しカリモク家具株式会社が製作。地域に根差した素材選定と、日本のものづくりの粋を凝らした高品質なクラフトマンシップにより、本賞典の理念を象徴するトロフィーに仕上げました。

デザイナー 倉本 仁
家電メーカー勤務後、2008年にJIN KURAMOTO STUDIO設立。素材との対話を重視し、家具・家電・日用品など幅広い製品を手がけ、国内外で多数のデザイン賞を受賞

カリモク家具株式会社
1940年に木工所として創業。多様な木製品の製造で技術を磨き、1960年代に自社製家具の販売を開始。「ハイテク&ハイタッチ」を掲げ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長
また、ホンダモビリティランドのモータースポーツイベント開催におけるサステナビリティ活動に加えて、この「Le Mans Suzuka Positive Award」の取り組みが評価され、この「Le Mans Suzuka Positive Award」は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が推進する「社会・環境・経済」の3つの柱をテーマにした取り組みを実践するプログラムである「FIM KiSSプログラム」にも認定されます。この「KiSS」は、「Keep it Shiny and Sustainable」の略で、持続可能なモーターサイクルスポーツを未来に繋げていくことを目的としています。

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