これだけ知ればもっと楽しめる!初めての鈴鹿1000km

世界と日本の伝統が交差するGT耐久シリーズ

初めて鈴鹿1000㎞を観戦する方、そして鈴鹿サーキットでレースを初めて体験する方のために、最低限押さえておきたいポイントをご紹介!

そもそも『Intercontinental GT Challenge』って何?

※イメージ
※イメージ
今回のレースタイトル、『2025 Intercontinental GT Challenge 第4戦 第49回 SUZUKA 1000km』の"Intercontinental GT Challenge"とは、とても簡単に言うと、世界中の有名なGT3カーが参戦するシリーズのこと。Mercedes-AMG(メルセデスAMG)やPorsche(ポルシェ)などの各自動車メーカーが自分たちのレーシングカー(GT3カー)を持ち込み、世界各地の大きな耐久レースで一番速いメーカーの座を争う。

<2025 Intercontinental GT Challenge 年間スケジュール>
大会名 開催地 開催日
バサースト12時間レース オーストラリア:マウント・パノラマ・サーキット 1月31日(金) ~ 2月2日(日)
ニュルブルクリンク24時間レース ドイツ:ニュルブルクリンク 6月19日(木) ~ 6月22日(日)
スパ24時間レース ベルギー:スパ・フランコルシャン 6月26日(木) ~ 6月29日(日)
鈴鹿1000km 日本:鈴鹿サーキット 9月12日(金) ~ 9月14日(日)
インディアナポリス8時間レース アメリカ合衆国:インディアナポリス・モーター・スピードウェイ 10月16日(木) ~ 10月18日(土)
>>Intercontinental GT Challenge(外部サイト)

そして、そのシリーズに日本の『鈴鹿1000km』が今年復活する。
それでは、日本が誇るこの伝統的な耐久レース『鈴鹿1000km』について深堀りしていこう!

『鈴鹿1000km』が伝統と呼ばれる理由

2019年の様子
2019年の様子
1966年に初めて開催され、日本における耐久レースの草分け的存在として、半世紀以上にわたる非常に長い歴史を持つ『鈴鹿1000㎞』。当初は『鈴鹿1000km自動車レース』という名称で、日本の自動車メーカーが自社のスポーツカーやレーシングカーの性能を競い合う場としてスタートした。1974年~1979年までオイルショックによる中断や、2018年からは、世界統一規格のGT3車両による『鈴鹿10時間耐久レース(鈴鹿10H)』として開催形態の変更などはあったが、日本のモータースポーツ史において重要な位置を占めるレースだ。

しかし、2019年を最後に新型コロナウイルスの影響などで開催が中断。そして、今年『鈴鹿1000km』の名称が復活し、世界のGTカーレースシリーズ『Intercontinental GT Challenge』の一戦として再び開催されることになった。

『鈴鹿1000km』ってどんなレースなの?

『鈴鹿1000km』は、その名の通り、鈴鹿サーキットを約1000km走行する自動車の耐久レース。鈴鹿サーキットの1周が約5.8kmなので、おおよそ170周を走り切る計算になる。ちなみに、東京~大阪間が約500kmなので、往復すると考えると距離感がつかめるかもしれない。

長丁場の戦い

レース時間は通常6時間以上にも及ぶ。そのため、ドライバーは複数人で交代しながら運転し、タイヤ交換や給油、マシンのメンテナンスのためのピットストップも戦略的に行われる。
2015年の様子
2015年の様子

真夏の祭典

伝統的に8月下旬に開催されることが多く、真夏の暑さの中での過酷なレースとなることから、「真夏の祭典」とも呼ばれ、多くのファンが訪れた。夕方にはライトが点灯され、夜間走行となることも。今年は9月中旬開催だが、8月と変わらない暑さが予想されるため暑さ対策は念入りに。
2003年の様子

2003年の様子

2016年の様子

2016年の様子

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