2025/08/15
参戦予定チームを紹介
Intercontinental GT Challenge(IGTC)は、世界の象徴的な5つのコースを舞台として争われるが、基本的な理念として5レースをまわるチームに加え、その地域の有力チームが参加し、IGTCのマニュファクチャラー*選手権を登録しているメーカー(2025年はメルセデスAMG、ポルシェ、BMW、フェラーリ)がこれらのチームのポイントを稼いでいくというスタイルになる。
今季のSUZUKA 1000kmは、その概念を反映しGT World Challenge Asia powered by AWS(GTWCA)*の参戦チームが数多くエントリー。IGTCをシリーズで戦うチームと、日本から参戦するチームと戦う構図となっている。
*マニュファクチャラー:自動車メーカーのこと
*GT World Challenge Asia powered by AWS(GTWCA):IGTCと同じく、SROモータースポーツグループが主催するアジア全域で開催される国際的なGTレースシリーズのこと GTWCAの主要チームとしては、今季ランキング首位に立つ中国のOrigine Motorsport(ポルシェ911 GT3 R)が挙げられる。ポルシェファクトリードライバーを起用するほか、全日本F3で研鑽を積んだレオ・イェ・ホンリーを擁する。

Origine Motorsport

Johor Motorsport Racing JMR
これらのチームに加え、ヨーロッパ、アメリカなどからも屈指の名門が参戦する。炎を描いたメルセデスでお馴染みの75 Express、GetSpeed、Heart of Racing by SPSといったチーム、欧州はもちろん中東でもポルシェを走らせ活躍するドイツのHerberth Motorsportなどが挙げられるが、優勝候補でもあるのがMercedes-AMG Team GMR。GruppeM RacingとしてGTレース界では知られた名門で、2018年の鈴鹿10時間を制したチーム。参戦チームの中では、最も鈴鹿の"勝ち方"を知っているチームだ。 そんな強力な海外チームに対する日本チームも楽しみな顔ぶれが揃った。GTWCAに参戦しているチームでは、Porsche Center Okazaki(ポルシェ)、LM Corsa(フェラーリ296 GT3)、TEAM 5ZIGEN(日産GT-R NISMO GT3)といったところが挙げられる。特にTEAM 5ZIGENはGTWCAでも毎戦のように総合トップを争うほか、SILVER-AMクラスの表彰台の常連となっている。日本車での参戦というところも期待したいところだ。 また2024年から日本国内で4戦が行われ、鈴鹿1000kmでは併催となるSRO Japan Cup*からもBingo Racing(キャラウェイ・コルベットC7 GT3-R)、PONOS RACING(フェラーリ)、Team Handwork Challenge(日産)、MAEZAWA RACING(フェラーリ)が参戦することになった。
*SRO Japan Cup:GTWCAのサポートシリーズとして、日本国内で開催されるレースのこと Bingo Racingは世界的にも希少なキャラウェイ・コルベットC7 GT3-Rをひさびさに投入し、強力ドライバーたちがドライブする。またMAEZAWA RACINGはあの前澤友作が初めての世界戦への参戦となることからも注目だろう。そして、Team Handwork Challengeは佐々木大樹/木村偉織/三宅淳詞という布陣での参戦を表明。総合優勝を狙いにいく。

Bingo Racing

MAEZAWA RACING

Goodsmile Racing