待望の復活を遂げる鈴鹿1000km!30台が暫定エントリーリストに名を連ねる

2025年大会の注目ポイント

Point1. 国内外のチームが9メーカーを代表して参戦
Point2. 夏の鈴鹿を代表する耐久レースがIntercontinental GT Challengeとして2019年以来の復活
Point3. レース時間は6.5時間に
2025年スパ24時間レース スタートシーン
2025年スパ24時間レース スタートシーン
9月12日(金)~14日(日)にかけて鈴鹿サーキットで開催される鈴鹿1000km大会には、最低でも30台が参戦予定だ。世界を転戦するGT3シリーズである『Intercontinental GT Challenge(IGTC)』の一環として、2019年以来の復活を遂げる。

今大会の暫定エントリーリストには、9社のメーカーを代表する国内外のチームが名を連ねる。ドライバーラインナップや、クラス分けなどは、8月4日(月)に正式なエントリーが締め切った後に改めて発表となる。

エントラントの大部分は、アジア圏に本拠地を置くチームだ。これはIGTCが重要視している理念でもあり、2019年以来、GT World Challenge Asia powered by AWS(外部サイト)の飛躍的な成長もあってこそ実現している。現に、暫定エントリーリストの半数以上が、GT World Challenge Asiaに参戦しているチームにより構成されている。

その大半のチームが、各メーカーを代表してIntercontinentalのポイントを獲得することが可能だ。現チャンピオンのOrigine Motorsportや、かつてチャンピオンを獲得したAbsolute Racingはポルシェを代表する。一方のメルセデス・AMGはCraft-Bamboo、フェラーリはHarmony RacingLM Corsa、BMWはTeam KRCがそれぞれメーカーの名を背負って戦う。

アジアの主要チームの一つであるJMRは2台のシボレー・コルベットを投入。また、5ZIGENが日産・GT-Rで参戦することにより、さらに多彩なマシンが集まることとなる。

SROが主催する国内GTシリーズであるJapan Cupからも複数のチームが参戦を表明。BINGO RACINGは同シリーズに加えて1000kmレースへのダブルエントリーを果たし、2018年と19年にも参戦していたキャラウェイ製のコルベットで戦う。

そのほかにも、SUPER GTの常連チームでもあるGoodsmile RacingPONOS Racingにも母国レースでの活躍に期待感が高まる。加えて、前澤友作自身がステアリングを握るMAEZAWA RACINGのエントリーも決定し、国内からの注目度さらに集まること間違いなしだ。

さらに、インターナショナルチームの参戦からも目が離せない。Heart of Racing by SPSや、HerberthGetSpeedに加えて、IGTC常連チームのGMR75 Expressが国内勢を相手にどう戦うかも見どころのひとつとなる。

そして、ランボルギーニとアウディも参加メーカーの暫定リストに名を連ねる。

2018年と19年にIGTCとして開催されたこの大会は、10時間の耐久レースとして開催。しかし、それ以前に48回にわたって開催されてきた大会のほとんどは1000kmの距離を走破する形式で行われてきた。この距離を限られた時間内で走破することは、天候、セーフティーカーの導入、コース上の状況など、さまざまな要因から考えても難しいとされる。そのため、できるだけ1000kmを達成できるよう、レース時間を6時間半に設定した。

最大ドライブ時間とスティントの長さに関する規則は、後日発表される。

記事提供:SRO

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