F1

皆さんの観戦席まで、歩いて何分? 事前に確認しておきたい“座席までの推定所要時間”

いよいよ開幕まで1ヶ月を切った2024F1日本グランプリ。すでにチケットを購入して、あとは当日を待つだけ!という方も多いと思いますし、なかには初めてのサーキット観戦で期待もある一方「どんな会場なんだろう?」と不安になっている人もいると思います。

特に初めてサーキット観戦するという方のなかには「メインゲートを抜けたらすぐにサーキットが目の前に現れる」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。実際に、海外のサーキットではそういった場所もありますが、鈴鹿サーキットは遊園地が併設されていることと、全体が細長いレイアウトになっていることもあり、皆さんが予想する以上に“移動時間が必要”になります。
せっかく、ここまで準備してきたのに、走行セッション開始の時に自分たちの席に到着できていないというのは、悔しいですよね……。

そこで今回は『鈴鹿サーキットの歩き方』と題して、各観戦エリアに向かうまでの特徴や所要時間をご紹介しようと思います。

【F1仕様に飾られた鈴鹿サーキットを満喫しよう!】

メインゲートオープンは4日(木)が8時30分、走行セッションが始まる5日(金)、6日(土)、7日(日)は8時00分にオープンします。

メインゲートから入ってすぐにサーキットがあると言うわけではなく、まずは遊園地やショップが建ち並ぶエリアを通り抜けてレーシングコースのエリアへ向かいます。

その際、F1日本グランプリ開催中は各ドライバーののぼりやパネルなどが展示されており、毎年フォトスポットになっています。

メインゲートから10分ほど歩くと、グランドスタンド裏の広場『GPスクエア』という場所に到着します。

ここには各チームのオリジナルグッズを販売しているショップやブース、そしてたくさんのフード、トークショーなどを行うイベントステージが設けられています。そこにもパネルやのぼりがあるので、記念撮影をされる方は朝早い時間帯の人が比較的少ない時が狙い目です。パーク内がほとんどF1仕様になるので、レース前や走行時間以外はたくさん歩いて、お気に入りのドライバーののぼりを探しながら楽しむのもおすすめです。

【時間に余裕を持って行動を!】

期間中は多くのファンが訪れるため、道中や正面駐車場に入る際、メインゲートに入る際、各観客席に向かう際は混雑が時間に余裕を持って、早めの行動がおすすめです。また、金曜日からは1コーナー付近や逆バンク、シケインなど、各観戦エリアに近い場所にもゲートが設けられます。自身の駐車場から近いゲートを活用してみてください。ここではメインゲートを基準に、各観客席への所要時間をご紹介していきます。

【グルメやショップを楽しめる東コースエリア】

<V1、V2、A1、A2、B1、B2、C>
メインゲートから遊園地を抜けて、GPスクエアを経由するのが早いと思います。あくまで目安ですが、メインゲートからの場合V席まで約10分、A席は約20分、B・C席は30〜40分ほどかかります。

<D、E、S、R、Q1、Q2>
逆バンク方面にあるD席とE席や最終コーナー方面のS、 R、Q1・2各席で観戦される方は、メインゲートを入ってすぐ右手に曲がると、最終コーナー側に繋がる歩道橋があります。そこを使えばサーキットホイール(観覧車)の真横あたりまでショートカットできます。

S、R、Q1・2へはメインゲートから約20〜25分、D席、E席はGPスクエアと最終コーナーの間(ちょうどV席の一番端)にトンネルがあるので、そこを使うと20〜30分ちょっとでアクセスできます。

東コースエリアは基本的に段差が少なく、歩きやすいエリア。1周しても約1時間と気軽に散歩しながら観戦できそうですね。

また、各コーナーやエリアごと、さらにグランドスタンドとB1・2スタンド下には、鈴鹿サーキット常設のグルメもあり、お昼ご飯や飲み物などの購入に困る心配もありません。

【西コースエリアでの観戦は】

西コースエリアで観戦される際は、さらに時間に余裕を持って行動をしましょう。メインゲートからP席、G席の130Rから立体交差あたりまでは約20分、H席、I席のNISSINブレーキヘアピンへは約25〜30分、一番遠いスプーンカーブまでは約40分以上は歩くことになります。

また西コースエリアは東コースエリアを比較すると、アップダウンが少し激しいです。道は舗装されているので歩きやすさはありますが、往復で約1時間30分〜2時間弱かかり、少し登り勾配があるため、息を切らせてしまうこともあるかもしれません。

130Rやヘアピンの指定席以外、スプーンカーブでは一部舗装がなくなり、坂になっている箇所もあるため、注意が必要。撮影や観戦される場合は、足場をよく確認するようにしてくださいね。

また西コースエリアは比較的照明が少ないため、日が暮れると暗くなります。西ストレートゲートやデグナー東ゲートから退場される方は急な階段が多く、足場が悪いため気をつけてください。

また、グルメに関しては東コースエリアと比べて少しお店の数が少ない印象です。130R、ヘアピンにいくつかお店がありますが、スプーンカーブまで行くとお店の数は一段と減ります。2023年はキッチンカーが2〜3点ありましたが、スプーンカーブや西エリアで観戦される際は、昼食時はGPスクエアまで一度戻るなど、購入して席まで持っていくのも手かもしれません。

【喫煙は指定場所で! 専用エリアを活用しよう】

サーキットエリア、観戦エリア内は原則としてほとんどが禁煙となっています。しかし、各エリアに喫煙エリアも設けられているので、煙草を吸われる際はマップであらかじめ確認しておくようにしましょう。

そして、各エリアや道中には休憩スペースも設けられています。日中は日差しが暑くて、少し疲れたなという際はテントが張られている休憩スペースを利用するようにし、早めに休憩をとってくださいね。期間中は無理なく、楽しめるように体調管理もしっかり気を遣うように心がけることが大切です。

【最後に】
いかがでしたでしょうか?

東コースエリア、西コースエリアどちらもここではお伝えしきれないほど魅力的な観戦場所があります。レースや走行時間以外に少し余裕がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!?

【文:観戦塾】

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