現役GT500ドライバー達の「鈴鹿のGT500デビュー戦」戦績

ジュリアーノ・アレジは果たして1年目から活躍できるのか?

2022年シーズン、GT500唯一のルーキー、ジュリアーノ・アレジ

 2022シーズンのGT500クラスには15チーム/30名のドライバーが参戦する。その中でルーキーはNo.36のジュリアーノ・アレジ、ただひとりだ。

 ジュリアーノ・アレジはFIA-F2などに参戦、2021年からレース活動の中心を日本に移した、ご存じ元F1ドライバーのジャン・アレジを父に持つ22歳。2021年シーズンはスーパーフォーミュラ・ライツにシリーズ参戦しながら、国内フォーミュラ最高峰のスーパーフォーミュラにも5戦に出場、第3戦オートポリス戦では雨の難しいコンディションで優勝するなど活躍した注目の若手ドライバーの一人。2022年のSUPER GTシリーズでこのルーキーがどんな活躍を魅せてくれるのか、非常に興味深いところだ。
2022年、ジュリアーノ・アレジはどんな活躍を見せてくれるだろうか?
2022年、ジュリアーノ・アレジはどんな活躍を見せてくれるだろうか?
 さて、現在はベテランだったり、チームのエースだったりするドライバー達にも当然ながら"初"のレースがあった。実際の所、強豪がひしめくGT500で1年目のルーキーが鈴鹿戦で活躍できた例はあるのだろうか?今回は、GT500ドライバー達の"GT500 鈴鹿デビュー戦"をひも解いてみよう。
 今季のGT500の中で最古参のドライバーはNo.38 立川祐路。初参戦は1996年で、GT500の初鈴鹿は翌97年の第1戦で、マシンは「NISSAN 300ZX-GTS」。これは現在のNissan Z GT500とは異なり、米国でZ32をベースにIMSA用に作成されたもの。予選はマシントラブルと雨(IMSA車両には雨装備がない!?)でほとんど走れずに予選は不通過。決勝は2周遅れの10位だった。

 もう1人、悔しい鈴鹿デビューだったのが、No.17 塚越広大。2008年の第6戦鈴鹿1000kmで第3ドライバーとして17号車のNSXで参戦。予選は走行せずに3位。決勝はリタイアとなって出番は無かった。フリー走行でステアリングを握ったのみで、当時は予選3位以上に与えられた1ポイントの記録だけが残っている。
 この2人のように、これまで様々なレースで活躍したベテランドライバーであっても、鈴鹿でセンセーショナルなGT500デビューを飾った例というのは意外に少ないのだが、その中でNo.64 大津弘樹の、初鈴鹿の予選Q1でのトップタイムという快挙は記憶に新しい。2020年の第3戦、GT500の3戦目だが「鈴鹿は鈴鹿サーキットレーシングスクールで走り込んでいて得意なコース。いいアタックができました」と、チームとしてもポールポジションを獲得して笑顔のデビューだった。

 また、初鈴鹿の決勝レースを表彰台で終えたのは4人だけで、優勝者はゼロ。最高位となる2位はNo.19 国本雄資(当時はNo.35のSC430)で2012年の第5戦。なんと相棒のアンドレア・カルダレッリも初鈴鹿GT500。この時の鈴鹿1000kmは車両トラブルの発生が多く、サバイバル戦を生き抜いた、ルーキーコンビの見事な2位であった。この他で3位表彰台に立ったのはNo.3 高星明誠、No.37 サッシャ・フェネストラズ、No.100 山本尚貴の3人だけだ。

 データを見ても、やはり鈴鹿サーキットは一筋縄では行きそうにないが、果たしてアレジはどんな鈴鹿デビューレースをみせてくれるのか?5月29日(日)決勝の第3戦を期待して待とう。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。