2022年SUPER GT 第1戦岡山 レースレビュー

Photo :T.Ogasawara
 4月17日(日)、2022年シーズンの開幕戦、SUPER GT第1戦の82周300kmの決勝レースが岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)がポール・トゥ・ウイン。昨年に続きトヨタGRスープラが勝利を飾った。2位はSTANLEY NSX-GT、3位はMOTUL AUTECH Zと、Honda、トヨタGR、ニッサンの3車種が表彰台を分け合う結果となった。
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 気温23度、路面温度33度の快晴のもと、第1戦決勝はスタートを迎えた。2021年の開幕戦の勝者で、今年もポールからのスタートとなったENEOS X PRIME GR Supraの大嶋は後続とのギャップを広げにかかる。一方、フロントロウスタートのDENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛の背後には、STANLEY NSX-GT牧野任祐、ZENT CERUMO GR Supra立川祐路が迫り、2番手争いは白熱する。

 17周目に4番手立川が3番手走行の牧野を攻略したことで、トップ3をトヨタGRスープラが占めることに。さらに、22周目には立川が関口をヘアピンで先行し、ZENT CERUMO GR Supraが2番手に浮上する。
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 レースも3分の1が経過しようかという30周目から各車続々とピットインを敢行。5番手でピットに入ったカルソニック IMPUL Zだったが、ピット作業でZENT CERUMO GR Supraを先行、さらに36周目にはDENSO KOBELCO SARD GR Supraをオーバーテイクし、2番手にポジションを上げるもENEOS X PRIME GR Supraとのギャップはなかなか縮めることができない。

 レース終盤の66周目にはSTANLEY NSX-GT山本尚貴が、DENSO KOBELCO SARD GR Supraを攻略して4番手に浮上。そしてGT300クラスのアクシデントに起因するフルコースイエロー(FCY)明けの70周目には、カルソニック IMPUL Zを先頭に5台が連なる2番手争いが勃発する。
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 そして72周目のバックストレートでカルソニック IMPUL Z平峰一貴、ZENT CERUMO GR Supra石浦宏明、STANLEY NSX-GT山本が3ワイドとなり、ブレーキング勝負を制した山本が2番手におどり出る。さらに混戦が続く中、今度はMOTUL AUTECH Z松田次生が平峰を、そして翌73周目には石浦を攻略。今大会でデビューレースを迎えたニッサンZ GT500が表彰台圏内の3番手に浮上した。

 残り5周となった78周目、ふたたびGT300クラスのアクシデントで2度目のFCYが導入される。レースも残り3周というところでリスタートを迎えたが、その際にENEOS X PRIME GR Supraの前を走行するGT300クラス車両がハーフスピンを喫する。
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 山下は避けきれずスピン車両にわずかに接触。このアクシデントでそれまで10秒近くあった山本とのギャップは1.978秒まで縮まることに。チェッカー目前でSTANLEY NSX-GTの接近を許すこととなったが、順位が変わるまでには至らず。ENEOS X PRIME GR Supraが2年続けて開幕岡山大会を制することとなった。

 第1スティントを担当した大嶋は「すごく良いバランスにクルマが仕上がったので、コーナーひとつも気を抜くことなく、0.1秒でもマージンを作って山下選手に渡そうと思いピット入口までプッシュを続け、僕としては非常に良いレースができたなと思います」とコメント。

 第2スティントを担当した山下は「自分が思っていたよりもペースが上がらず、終盤はSTANLEY NSX-GTに迫られてしまったこともあり、優勝はしましたが、あまりうれしいものではありません。ただ、何とか勝利することができ、シーズンとチャンピオンに向けては良い開幕戦だったと思います。次戦は40kgのウエイトを搭載しますが、連勝を目指して頑張ります」と、会見で優勝の喜びと第2戦富士に向けた意気込みを語った。
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 1.798秒差の2位にはSTANLEY NSX-GT、3.478秒差の3位にMOTUL AUTECH Zが続き、GT500クラスは2022年シーズンも3メーカー3車種による接戦に期待を抱かせる結果となった。
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 一方のGT300クラスは、5番手スタートのリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、こちらも2年続けて岡山大会を制している。

 2022年のSUPER GT、シリーズ第2戦となる次戦はゴールデンウィーク中の5月3・4日に富士スピードウェイにて開催される。SUPER GT史上初となる450kmレースに各車はどのような戦略で挑むのだろうか。

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