18TH JAF GRND PRIX SUZUKA

WTCRを彩る様々な参戦車両

WTCR チーム&ドライバー (3)
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数多あるTCRシリーズのなかで唯一WTCRにのみ参戦しているLynk&Co 03 TCR
Photo : WTCR

 FIAが2018年にスタートさせ、2019年でシリーズ発足2年目を迎えているWTCR世界ツーリングカー・カップ。シリーズを戦っているチームやドライバーを紹介していく連載の最終回として、今回はアウディやフォルクスワーゲン、アルファロメオ、新規参戦車であるLynk&Coなどを使う陣営をご紹介しよう。

 アウディは2016年からTCR向け車両として『RS3 LMS』を展開している。2018年にはWTCRを含む世界各地のTCRシリーズで合計7213.5ポイントを獲得したとして“TCRカー・オブ・ザ・イヤー”にも輝いており、TCR界で一大勢力を築いている。

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2018年の“TCRカー・オブ・ザ・イヤー”にも輝いたアウディRS3 LMS
Photo : WTCR

 2019年のWTCRにはComtoyouチーム・アウディスポーツと、レオパード・レーシング・チーム・アウディスポーツとして2チームが参戦。Comtoyouからはニールス・ラングフェルドとフレデリック・ベルビシュ、レオパードからはゴードン・シェデンとジャン-カール・ベルネイが、それぞれRS3 LMSのステアリングを握っている。

 ラングフェルドは2017〜18年にTCRドイツを戦い、2019年は満を持してWTCRへステップアップしてきた。
 ベルビシュは2018年のWTCRで1勝を挙げているドライバー。2019第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』では25号車アウディR8 LMS GT3をドライブして総合優勝しているので、その名を覚えている人も多いかもしれない。

 レオパードから参戦するシェデンは長年、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権を主戦場としてきたが、2017年はWTCRの前身であるTCRインターナショナルに転向。2018年はWTCRに参戦している。
 ベルネイは2016〜17年にTCRインターナショナルを戦い、2017年にはシリーズチャンピオンにも輝いた。2018年のWTCRでは4勝を挙げ、同年のドバイ24時間ではTCRクラス制覇も成し遂げるなど、名実ともにアウディRS3 LMS使いとして名を馳せている。日本では2014年のSUPER GTに参戦していた経験もある人物だ。

 またWTCR鈴鹿ラウンドでは、TCRジャパンシリーズやSUPER GTを戦うAudi Team Hitotsuyamaが、富田竜一郎と宮田莉朋を起用しアウディRS3 LMSでワイルドカード参戦するので、こちらも注目だ。

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フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRには“マカオマイスター”と呼べるロブ・ハフも名を連ねる
Photo : WTCR

 そのアウディと同じドイツメーカーのフォルクスワーゲンも、2016年からTCR車両『フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR』を展開。2019年のWTCRでは、セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)が、SLR VWモータースポーツ、SLRフォルクスワーゲンとして計4台のマシンを走らせている。

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2018年のWTCR鈴鹿でシリーズ初優勝を遂げたアルファロメオ・ジュリエッタTCRも継続参戦中
Photo : WTCR

 またイタリアメーカーで、2018年のWTCR鈴鹿でシリーズ初優勝を遂げたアルファロメオユーザーも健在。チーム・ミュルザンヌからマ・キンファとケビン・チェッコンがアルファロメオ・ジュリエッタTCRを走らせている。ライバル陣営と比べ参戦台数は少ないものの、5月12日に行われたWTCRスロバキアラウンドのレース3ではマが優勝を飾っており、パフォーマンスは充分だ。

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2019年からシリーズに参戦し、強さを発揮しているLynk&Co 03 TCR
Photo : WTCR

 そして、2019年からWTCRに新規参戦し、直近のWTCR中国ラウンドを終えた時点でドライバーズランキング3位、チームランキングでトップにつけるのが、中国の吉利汽車グループが手掛けるブランドの『Lynk&Co』陣営だ。
 WTCRでは、前身のWTCC時代にボルボと組んでシリーズチャンピオンを獲得したシアン・レーシングとタッグを組み、シアン・パフォーマンスLynk&Co、シアン・レーシングLynk&Coの2チームが、Lynk&Co 03 TCRを走らせている。ちなみにLynk&Coを手掛ける吉利汽車はボルボの筆頭株主でもある。

 起用するドライバーも強豪揃いだ。シアン・レーシングLynk&CoからはWTCCラストイヤーにボルボをドライブしチャンピオンを獲得したテッド・ビョークと、4度のWTCCチャンピオンであるイバン・ミューラーが、シアン・パフォーマンスLynk&CoからはこれまでWEC世界耐久選手権やル・マン24時間を主戦場としてきたアンディ・プリオール、2018年のWTCRにはHonda陣営から参戦していた若手のヤン・エアラッシを揃えている。

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セアト・クプラTCRも4台体制で参戦中だ
Photo : WTCR

 そのほか、スペインの自動車メーカーであるセアトのハイパフォーマンスカーブランド『クプラ』も、セアト・クプラTCRを計4台投入。ドライバーラインアップにはフォーミュラ・ニッポンなどを戦った経験もあるトム・コロネルも顔を揃えるなど、強力な布陣を敷いている。

これらの5メーカーと、これまでに紹介してきたヒュンダイ、そしてHondaの各陣営がしのぎを削るWTCR。鈴鹿ではこのシリーズでしか見られない接触上等の“肉弾戦”を堪能できるはずだ。

2019 FIA WTCR エントリーリスト(※JAF GPのエントリーリストではありません)

No.TeamDriverCar
1BRCヒュンダイNスクアドラコルセガブリエル・タルキーニヒュンダイi30 N TCR
5BRCヒュンダイNスクアドラコルセノルベルト・ミケリスヒュンダイi30 N TCR
8BRCヒュンダイNルクオイルレーシング・チームアウグスト・ファーフスヒュンダイi30 N TCR
9KCMGアッティラ・タッシホンダ・シビック・タイプR TCR
10Comtoyouチーム・アウディスポーツニールス・ラングフェルドアウディRS3 LMS
11シアン・レーシングLync&Coテッド・ビョークLynk&Co 03 TCR
12SLR VWモータースポーツロブ・ハフフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR
14SLRフォルクスワーゲンヨハン・クリストファーソンフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR
18KCMGティアゴ・モンテイロホンダ・シビック・タイプR TCR
21Comtoyou DHLチーム・クプラ・レーシングオーレリアン・パニスクプラTCR
22Comtoyouチーム・アウディスポーツフレデリック・ベルビシュアウディRS3 LMS
25SLR VWモータースポーツメディ・ベナーニフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR
29ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツネストール・ジロラミホンダ・シビック・タイプR TCR
31チーム・ミュルザンヌケビン・チェッコンアルファロメオ・ジュリエッタTCR
33SLRフォルクスワーゲンベンジャミン・ルークターフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR
37PWRレーシングダニエル・ハグロフクプラTCR
50Comtoyou DHLチーム・クプラ・レーシングトム・コロネルクプラTCR
52レオパード・レーシング・チーム・アウディスポーツゴードン・シェデンアウディRS3 LMS
55チーム・ミュルザンヌマ・キンファアルファロメオ・ジュリエッタTCR
68シアン・パフォーマンスLync&Coヤン・エアラッシLynk&Co 03 TCR
69レオパード・レーシング・チーム・アウディスポーツジャン-カール・ベルネイアウディRS3 LMS
86ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツエステバン・グエリエリホンダ・シビック・タイプR TCR
88BRCヒュンダイNルクオイル・レーシング・チームニッキー・キャッツバーグヒュンダイi30 N TCR
96PWRレーシングミケル・アズコナクプラTCR
100シアン・レーシングLync&Coイバン・ミューラーLynk&Co 03 TCR
111シアン・パフォーマンスLync&Coアンディ・プリオールLynk&Co 03 TCR

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