18TH JAF GRND PRIX SUZUKA

ホンダが6勝もヒュンダイ、Lynk&Coも肉薄で戦力拮抗

2019年WTCR前半戦レビュー
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Photo : FIA WTCR

 10月25〜27日に鈴鹿サーキットで開催される2019年のWTCR世界ツーリングカー・カップの第8戦日本ラウンド。このレースをより堪能するべく、これまで行われてきた6ラウンドをおさらいしておこう。

 WTCC世界ツーリングカー選手権が生まれ変わる形で2018年に発足したWTCRは、市販車をベースとしたツーリングレースカー“TCR”で争われる選手権だ。発足初年度はヒュンダイが開発したヒュンダイi30 N TCRがパフォーマンスを発揮し、ガブリエル・タルキーニが初代チャンピオンに輝いた。

 シリーズ2年目となる2019年シーズンは、4月5〜7日の第1戦マラケシュから、12月13〜15日の第10戦セパンまでの全10大会で構成されている。WTCRは週末3レース制が採用されているので、全30レースで争われることになる。

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Honda・シビック・タイプR TCR

 これまでに行われている6戦18レースでは、Honda・シビック・タイプR TCRが最多の6勝を達成。各大会前にBoP(性能調整)が変更されるWTCRでも安定した強さを発揮している。

 Honda勢が挙げた6勝のうち、3勝はネストール・ジロラミが、2勝はポイントリーダーのエステバン・グエリエリが挙げたもの。特にグエリエリは優勝も含めると計6度の表彰台を獲得しており、第6戦ポルトガル終了時点で24ポイントリードでランキングトップだ。

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ヒュンダイi30 N TCR

 Honda陣営の残る1勝は第6戦ポルトガルのレース3でティアゴ・モンテイロが挙げたもの。2017年8月のクラッシュで長期療養を余儀なくされたモンテイロは、この2019年シーズンからWTCRへフル参戦、ポルトガルで復帰後初優勝を挙げた。

 そのHonda勢に続いて勝ち星を獲得しているのは、2018年のチャンピオンカーであるヒュンダイi30 N TCR。WTCR2年目でも安定した強さで、これまでノルベルト・ミケリスと初代王者のタルキーニがそれぞれ2勝している。

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Lynk&Co 03 TCR

 また今年は新興勢力であるLynk&Coの活躍も見逃せない。中国の吉利汽車が手掛けるブランドの『Lynk&Co』は、WTCCでボルボとタッグを組み2017年に王座を獲得したシアン・レーシングと手を組んで2019年からLynk&Co 03 TCRでWTCRへ参戦を開始した。

 そんなLynk&Co勢では、2017年のWTCCチャンピオンであるテッド・ビョークが第1戦マラケシュのレース3、第4戦オランダのレース1、レース3で勝利。マシンデビュー初年度からパフォーマンスを披露している。このLynk&Co 03 TCRは、WTCR以外には参戦していない車両なので、鈴鹿で行われる日本ラウンドはマシンの走りを間近にチェックできる数少ないチャンスだ。

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他にも様々なメーカーを代表するツーリングカーが出場しており、このラインナップの豊富さもWTCRの魅力だ

 そのほか、2019年はアウディやアルファロメオ、フォルクスワーゲン、セアトといったブランドも勝利を遂げており、どこか1メーカーが独走するような状態にはなっていない。WTCRではワークスチームの参戦が禁止されており、BoPによるパフォーマンス調整も機能していることから、毎戦予想のつかないレースが繰り広げられるのだ。

 世界屈指のテクニカルサーキットである鈴鹿ラウンドでも、3レースともファイナルラップまで予想がつかないバトルを楽しめるだろう。

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