18TH JAF GRND PRIX SUZUKA

平川が逆転でスーパーフォーミュラ初優勝

スーパーフォーミュラ第5戦もてぎレビュー
photo
第5戦もてぎを制した平川亮とITOCHU ENEX TEAM IMPULの星野一義監督
Photo : Takashi Ogasawara

 連日、気温37度を超える厳しい暑さのなか、8月17日(土)〜18日(日)にツインリンクもてぎで開催されたスーパーフォーミュラ第5戦。これまでの4戦で4名のウイナーが誕生し、混戦模様を見せている今年のスーパーフォーミュラだが、この第5戦ではITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮がシリーズ初優勝を飾った。

 金曜日の専有走行をトップで終えた平川は、土曜日のフリー走行では14番手。その一方、このセッションでトップタイムをマークした前戦勝者のアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)も好調ぶりをうかがわせていた。

 気温38度という猛暑のなか行われた予選は、Q1から接戦が繰り広げられた。トップからQ2進出圏内の12番手までのタイム差が0.535秒と、非常に拮抗したQ1をトップで通過した平川は、続くQ2で6番手タイムを記録。パロウはQ1、Q2ともに3番手で通過し、2度目のポールポジションを獲得すべくQ3に進んだ。

 そのQ3では、パロウがすべてのセクターでベストタイムを更新する1分31秒442をマークして、2戦連続となるポールポジションを獲得。またこのタイムは、昨年のもてぎ大会で石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が記録した1分31秒591というレコードタイムを塗り替える新たなコースレコードとなった。平川はわずか0.199秒差で2番手とフロントロウに並び、3番手には福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がつけた。

 迎えた日曜日の決勝レースも、気温は37度という酷暑。そうしたなか、フォーメーションラップでディフェンディングチャンピオンの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がエンジンストールを起こしてしまい、ピットレーンスタートに。さらにはフォーメーションラップを終えた段階でハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)とパトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)も同様にエンジンストールに見舞われたため、赤旗が掲示され、スタートディレイとなった。

 周回数は本来の52周から1周少ない51周となり、レースがスタート。2番手の平川が好スタートを切ったが、ポールポジションのパロウがトップのポジションを守る。パロウは平川とのギャップを1.5秒ほどにまで開くが、10周を迎えるあたりでその差は1秒を切ってしまう。

photo
優勝した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
Photo : Takashi Ogasawara

 そして22周目、平川はダウンヒルストレートでリヤタイヤのグリップ不足に苦しむパロウに並ぶと、その先の90度コーナーでパロウのインを差してトップに浮上。ここから平川はパロウとのギャップを築き始め、早めにタイヤ交換を済ませたドライバー達に対し、ピットストップ1回分のマージンを稼ぐことに成功した。

photo
小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)は7番手スタートからオーバーテイクを連発。アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)も捉えてみせた
Photo : Takashi Ogasawara

 一方後方では、7番グリッドからスタートした小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が3番手の福住を捉え、勢いそのままにパロウへ迫る。一度はパロウがポジションを守るも、好ペースで走り続けた可夢偉がピットストップ後にパロウを逆転して2番手までポジションを上げた。

 レース終盤、可夢偉はミディアムタイヤで驚異的なペースで周回を重ねて平川に迫るも及ばず、平川が逆転でスーパーフォーミュラでの初優勝を飾った。2位に可夢偉が入賞し、12番手スタートのニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)が戦略を駆使して大きくポジションアップを果たし、最終的にはパロウを捉えて3位となった。

photo
2戦連続ノーポイントに終わった山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。ランキングトップから陥落した
Photo : Takashi Ogasawara

 ドライバーズランキングでは、第4戦終了時点でトップだった山本が2戦連続のノーポイントに終わったため、ここでランキング首位が入れ替わり、2位のキャシディが1ポイント差でランキングトップに立った。昨年もこのもてぎ大会で山本とキャシディの順位が入れ替わっており、まだまだタイトル争いの行方はわからない。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。

ページトップへ

モータースポーツ

(c) Mobilityland Corporation All Rights Reserved.
Kochira (Kochira family) is an original character of MOBILITYLAND designed by Mr. Osamu Tezuka. (c)TEZUKA PRODUCTIONS

ツインリンクもてぎ