18TH JAF GRND PRIX SUZUKA

雨のレースでアレックス・パロウがシリーズ初優勝

スーパーフォーミュラ第4戦富士レビュー
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第4戦を制したアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)と中嶋悟総監督
Photo : Takashi Ogasawara

 7月13〜14日に富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の第4戦。予選・決勝ともに雨まじりとなった第4戦では、今季からシリーズを戦うアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が週末を席巻してシリーズ初優勝を飾った。

 この第4戦はレースウイークに突入する直前にドライバー交代にまつわる騒動が起きた。レッドブルの育成プログラムに所属し、TEAM MUGENからシリーズに参戦していたダニエル・ティクトゥムが同プログラムから外され、TEAM MUGENのシートも失ったのだ。

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第4戦からTEAM MUGENに加わったパトリシオ・オワード
Photo : Takashi Ogasawara

 次期F1ドライバー候補とも目されていたティクトゥムに代わり、TEAM MUGENのシートを得たのは同じくレッドブル育成ドライバーで弱冠20歳のメキシコ人ドライバー、パトリシオ・オワード。これまでインディライツやFIA-F2などを戦ってきた若手だ。

 そんな交代劇を経て幕を開けた第4戦、金曜日の専有走行はウエット宣言が出されていたものの、ライン上は乾いたドライコンディションのなかスタート。ここでパロウが最速タイムを刻むと、2番手にハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、3番手に中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が続いた。

 翌13日(土)のフリー走行はドライコンディションで行われ、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が参考タイムながら1分22秒569でコースレコードを更新する走りをみせる。しかし、同日午後の予選は梅雨前線の影響でウエットコンディションのなか争われた。

 この雨の予選で速さを発揮したのがパロウ。Q1を2番手、Q2を3番手で通過すると、ポールポジションを賭けたQ3で全セクターベストタイムを記録する快走でシリーズ参戦4戦目でポールポジションを手にしてみせた。パロウに続く2番手は同じくルーキーの坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、3番手には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がつけた。

 ルーキー勢が速さをみせた一方で2018年王者の山本尚貴(TEAM MUGEN)は9番手でQ2敗退、前戦でオーバーテイクショーを演じた小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)は19番手でQ1敗退と厳しい結果に。これがデビュー戦となったオワードはQ1赤旗中断の原因となり予選最後尾に沈んでいる。

 決勝レースは今シーズン初めてのウエットコンディションとなり、セーフティカー先導でスタート。3周を終えたところでセーフティカーが退去すると本格的にバトル開始となった。

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ウエットコンディションとなった決勝。スタートからアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が後続を引き離しにかかる
Photo : Takashi Ogasawara

 ここでペースを上げたのがポールシッターのパロウで、1分43秒台前半のラップペースで後続を引き離していく。

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トップを快走したアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
Photo : Takashi Ogasawara

 15周目には2番手坪井との差を10秒としたパロウは、レース折り返しとなる26周目には7.5秒までマージンを削られる場面もあったものの、最終的に一度もトップの座を譲ることなく13秒の大差をつけてトップチェッカー。スーパーフォーミュラ初優勝を掴んだ。また、NAKAJIMA RACINGにとってはフォーミュラニッポン時代の2010年以来、9年ぶりの勝利となった。

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オーバーテイクショーを演じた小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG/写真左)
Photo : Takashi Ogasawara

 トップのパロウが快走した一方で、レースでオーバーテイクショーを演じファンを沸かせたのは19番手スタートだった可夢偉。レース12周目にはポジションを7つ上げて12番手まで浮上すると、その後も牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)や福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)なども攻略し、最終的に6位でチェッカーを受けてみせた。

 チャンピオン争いでは、9番手スタートの山本が途中でスピンする場面もあり、11位フィニッシュとまさかのノーポイント。チャンピオンを争うキャシディは3位表彰台を手にしたため、ポイントランキングで山本と5ポイント差まで詰め寄っている。ルーキーのオワードは14位完走でスーパーフォーミュラ初戦を終えた。

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