2019年はブランパンGTワールドチャレンジ"元年"。
アジアの頂点を目指し日本人ドライバーも多数参戦

6月22日(土)〜23日(日)に鈴鹿サーキットで開催される『SUZUKA Race of Asia 2019』でブランパンGTワールドチャレンジ・アジアの2019年シーズン第5戦・第6戦が行われる。
セパン・インターナショナル・サーキットで行われた第1戦・第2戦の様子<br>Photo by Brancpain GT Series
セパン・インターナショナル・サーキットで行われた第1戦・第2戦の様子
Photo by Brancpain GT Series
このシリーズはヨーロッパで人気を博すFIA-GT3レースのひとつ、『ブランパンGTシリーズ』のアジア地域選手権。シリーズに参戦しているチームには8月23日(金)〜25日(日)開催のSUZUKA 10Hへ参戦するとみられるチームも多く、ブランパンGTアジアのレースは"前哨戦"的な意味合いも強い。
ブランパンGTシリーズには各メーカーのフラッグシップモデルをベースに開発されている多種多様なGT3、GT4が揃う<br>Photo by Brancpain GT Series
ブランパンGTシリーズには各メーカーのフラッグシップモデルをベースに開発されている多種多様なGT3、GT4が揃う
Photo by Brancpain GT Series
アジア地域選手権ということで、もちろん参戦するチームはその多くをアジア勢が占めるが、参戦車両はSUPER GT GT300クラスやピレリスーパー耐久シリーズのST-X、ST-Zクラスと同様に国際色豊か。国内外の自動車メーカーが開発しカスタマー向けレーシングカーとして販売されているGT3、GT4がグリッドに並ぶ。

そんなブランパンGTシリーズのアジア版に加えて、欧州やアメリカンシリーズ、SUZUKA 10Hやスパ24時間レースといった耐久レースをシリーズ化したIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジなどを運営するSROモータースポーツ・グループは、2019年シーズンにかけてシリーズ全体の再編を実施した。

これにより2017〜18年に"ブランパンGTシリーズ・アジア"として開催された選手権は、新たにブランパンGTワールドチャレンジ・アジアへと名称が改められた。また、SROはこのタイミングで同シリーズに独自の新規則を加えている。

新たな規則とは、プロドライバーとアマチュアドライバーが組む"プロ・アマ"と、FIAが定めるドライバーランクでシルバーに属する選手を対象とした"シルバーカップ"の2クラスについて、1台のマシンをシェアするふたりのドライバーのうち、どちらかは「アジア出身者」でなければならないとしたもの。

この規定は、地元アジア地域のドライバーを育成し、同地域のモータースポーツを発展させたいという願いのもとで設定された。アマチュアドライバー同士が組む"GT3アマ"と"GT4アマ"にも適用されており、この2クラスではアジア各国の出身者とオーストラリア、ニュージーランド出身ドライバーだけが参戦を認められているのも特徴だ。

前述のとおりブランパンGTワールドチャレンジ・アジアはGT3、GT4マシンで争われるが、各車のパフォーマンス差は、多くのシリーズで採用されているバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)によって調整されている。
シリーズには均衡を保つべく"サクセスペナルティ"も課される<br>Photo by Brancpain GT Series
シリーズには均衡を保つべく"サクセスペナルティ"も課される
Photo by Brancpain GT Series
これに加えて、アジアンシリーズでは直前のレース結果に応じてピットストップ時間を伸ばす"サクセスペナルティ"と呼ばれるシステムが2017年の発足時から導入されている。前戦で上位3台に入ったマシンに対して、次戦のピットイン時に15、10、5秒という3段階の最低ピットストップ時間を追加で課すことで、より白熱したバトルが生み出される仕組みだ。
セパン大会で連勝を飾ったBMW Team Studieの木下隆之と砂子塾長ペア<br>Photo by Brancpain GT Series
セパン大会で連勝を飾ったBMW Team Studieの木下隆之と砂子塾長ペア
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そんなブランパンGTワールドチャレンジ・アジアには"アジアの頂点"を目指し日本人ドライバーや日本チームが多数参戦している。そのなかのひとつであるBMW Team Studieは、4月5日〜7日に行われた第1大会セパンでの開幕戦と第2戦で、砂子塾長と木下隆之のペアがGT4クラス開幕2連勝を達成。また、GT3プロ・アマに参戦している坂本祐也はハブオート・コルサのフェラーリを駆り、第1戦で3位表彰台を獲得した。
昨年のフェラーリ488 GT3から今年ポルシェ911 GT3 RにスイッチしたARN Racing。SUZUKA 10Hではフェラーリでエントリーしている<br>Photo by Brancpain GT Series
昨年のフェラーリ488 GT3から今年ポルシェ911 GT3 RにスイッチしたARN Racing。SUZUKA 10Hではフェラーリでエントリーしている
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この他にも、永井宏明が率いるARN Racingから永井と上村優太が参戦しているほか、アンストーン・レーシングから横溝直輝が、また新チームABSSA Motorsportを立ち上げた澤圭太などがフルシーズンエントリーしている。

これらの選手、チームにとって6月22日(土)〜23日(日)に行われる鈴鹿ラウンドは母国レースであり、国内レースで慣れ親しんだコースということもあり、より一層の活躍が期待されるところだ。

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