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後半戦も要注目!レッドブル・ホンダのエース「マックス・フェルスタッペン」

メルセデスが圧倒的な強さを見せる2019年シーズン前半戦において2勝を奪い、大いに注目されたマックス・フェルスタッペン。

メルセデスが圧倒的な強さを見せる2019年シーズン前半戦において2勝を奪い、大いに注目されたマックス・フェルスタッペン。

2019年シーズン第9戦オーストリアGP。ついにHonda製パワーユニットが念願のグランプリ優勝を遂げた。これは実に2006年ハンガリーGPから11年ぶり、2015年にHondaがF1に復帰して以降、初めてとなる快挙だ。
その原動力となっているのが、レッドブルのエースドライバーであるマックス・フェルスタッペンだ。フェルスタッペンという名前を聞いて、聞き覚えのあるオールドファンも多いだろう。そう、1994年から2003年までF1ドライバーとして活動し、1999年にはオールHonda参戦準備のテストドライバーも務めたヨス・フェルスタッペン、彼の息子なのだ。

2014年の日本GP、トロロッソからFP1で出走することが決定し、ガレージ前で撮影された1枚。当時まだ17歳だった。

2014年の日本GP、トロロッソからFP1で出走することが決定し、ガレージ前で撮影された1枚。当時まだ17歳だった。

4歳からカートレースを開始し、17歳166日という最年少F1デビュー記録を持つことで有名なフェルスタッペンだが、実は鈴鹿サーキットとの縁は深い。彼が初めてFP1でF1マシンのステアリングを握ったのは2014年の日本GP。この年の8月にレッドブル・ジュニアチームに抜擢され、スーパーライセンス所得に必要な300kmのF1マシン走行距離をプライベートテストでこなしての電撃参戦だった。この時なんと16歳。ヨーロッパF3参戦初年度での快挙だった。

2014年の日本GP、FP1でS字を走るマックス・フェルスタッペン。この翌年からレギュラードライバーとしてF1に参戦することになる

2014年の日本GP、FP1でS字を走るマックス・フェルスタッペン。この翌年からレギュラードライバーとしてF1に参戦することになる

またフェルスタッペンは、その2年前となる2012年5月18〜20日に鈴鹿サーキット国際南コースで開催されたCIK-FIA世界カート選手権第1戦にも出場している。

2012年に鈴鹿サーキット国際南コースで開催されたCIK-FIA世界カート選手権第1戦でのマックス・フェルスタッペンの走り。(画像提供:ジャパンカート)

2012年に鈴鹿サーキット国際南コースで開催されたCIK-FIA世界カート選手権第1戦でのマックス・フェルスタッペンの走り。(画像提供:ジャパンカート)

このラウンドでは4レースが行われ、戦績は13位、4位、3位、DNF。接触リタイアとなったレース4では一時トップを快走した。驚くべきは、この時14歳だったフェルスタッペンにとって、これが初めてのKF1クラス参戦だったことだ。続くマカオラウンドではレース1で2位。その後の戦績が振るわずランキングは8位にとどまったが、翌2013年にはKZの世界選手権、欧州選手権、KZ2マスターシリーズ、KZ1のヨーロッパチャンピオンを獲得している。

2012年に鈴鹿サーキット国際南コースで開催されたCIK-FIA世界カート選手権第1戦で撮影されたフェルスタッペン親子。父ヨスはマックスの成長を幼少時代から支え続けている(画像提供:ジャパンカート)

2012年に鈴鹿サーキット国際南コースで開催されたCIK-FIA世界カート選手権第1戦で撮影されたフェルスタッペン親子。父ヨスはマックスの成長を幼少時代から支え続けている(画像提供:ジャパンカート)

この快進撃を続ける中、同年の8月にはフォーミュラ・ルノー2.0のテストに招かれる。この際もホッケンハイムのコースレコードを更新するなど印象的な走りを見せ、モトパークのF3カップカーのテストにも招かれ、ここでも初日にファステストラップをマークするなど非凡さを見せた。そして2014年1月から開催されるフロリダ・ウインター・シリーズ(フェラーリ・ドライビング・アカデミーがサポートするシリーズ)で本格的にシングルシーター・レースにデビュー。4ラウンド12レースで競われるシリーズで2勝を挙げ、4月から開幕するヨーロッパF3選手権に母国オランダの「ファン・アメルスフォールト・レーシング」から出場。6月のスパ・フランコルシャンで行われたベルギーラウンドから6連勝を挙げ、F1へのチャンスを築いた(ランキングは3位)。

2016年第5戦スペインGPでは早くもダニール・クビアトとスイッチする形でレッドブル入り。そしていきなりの優勝を遂げ、世界を驚かせた。(画像は2016年日本GP)

2016年第5戦スペインGPでは早くもダニール・クビアトとスイッチする形でレッドブル入り。そしていきなりの優勝を遂げ、世界を驚かせた。(画像は2016年日本GP)

そうして2015年にトロロッソからF1デビューしたフェルスタッペンだが、第2戦マレーシアGPで早くも予選6位、決勝7位と頭角を表すと、初年度から4位入賞2回を含む49ポイントを挙げランキング12位。翌2016年第5戦スペインGPでレッドブルに抜擢されるや、その初戦で優勝を遂げるという快挙を成し遂げた。豪快で時に強引とも受け取られるレースぶりは物議も醸したが、2017年は2勝、2018年も2勝、そして今年もサマーブレイクまでに2勝を挙げ、Hondaパワーとともにそれ以上の戦績を目指している。

2019年第12戦ハンガリーGPで遂に自身初のポールポジションを獲得。後半戦もマックス・フェルスタッペンの走りには要注目だ。

2019年第12戦ハンガリーGPで遂に自身初のポールポジションを獲得。後半戦もマックス・フェルスタッペンの走りには要注目だ。

卓越したマシンコントロール能力は現役ドライバーではルイス・ハミルトンとも並び随一と言われ、第12ハンガリーGPではそのハミルトンと直接対決。この時は惜しくも敗れたが、残り5周までトップを快走。自身新記録となるシーズン3勝まであと一歩だった。また、このグランプリでは念願のキャリア初ポールポジションを獲得したことも記憶に新しいところだ。
彼がこの勢いで2019年シーズン後半戦を面白くしてくれるのは間違いないだろう。そして彼自身が「今年はHondaのたくさんのファンに応援してもらえると思うから、すごく楽しみにしてるよ」と語るHondaのホームグランプリ、鈴鹿サーキットでの日本GPにおける活躍も、大いに期待できるだろう。

特集:シャルル・ルクレール

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