鈴鹿8耐 Webマガジン

第8回 2020鈴鹿8耐Webマガジン
開幕戦ボルドール24時間は雨により大波乱

FIM EWC 2019-2020シリーズ
開幕戦ボルドール24時間は雨により大波乱

7月19日(日)に決勝レースが行われる今年の鈴鹿8耐。今年もシリーズ最終戦となるが、シリーズ第1戦は2019年9月19〜22日にフランス/ポール・リカール・サーキットでボルドール24時間として開催されている。

昨年12月11〜15日にシリーズ第2戦マレーシア/セパン8時間が行われたが、鈴鹿8耐への出場権をかけたトライアウト1stステージであったことからも記憶に新しい。その決勝レースは雨によって大混乱となり、結果的に3時間レースとなったが、実は開幕戦ボルドール24時間も雨に翻弄されたレースだった。

予選1回目は途中からウェットコンディションとなり、翌日の予選2回目は全セッションがドライコンディションで行われ、3ライダーのベストタイムの平均からポールポジションを獲得したのはYAMAHAの主力チームYART-YAMAHA、昨シーズンのチャンピオンチームでWEBIKEがスポンサードするWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE、日本国籍のF.C.C. TSR Honda France、そしてBMWからフルサポートを受け注目を集めるBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM が続いた。名門Suzuki Endurance Racing Teamは4番手、浦本修充が所属して加賀山就臣がサポートするSUZUKI JEG - KAGAYAMAは11番手スタートに。

決勝レースが行われた9月21日は朝から曇天で強風が吹き荒れる状態。フリー走行を終えてスタート時刻の午後3時には雨が降り始めていた。

ル・マン式スタートで始まったレースだったが、第1スティントでコース上にオイルが出てセーフティカーが導入に。そのセーフティカーが解除になった後も、再びセーフティカーが導入され、スタートから3時間が経とうとする段階で赤旗が提示されてレースは中断となった。
 
激しい雨の中で始まったボルドール24時間レース
激しい雨の中で始まったボルドール24時間レース
気象情報から当初は3時間の中断とされたが、その後、翌日朝6時までの中断延期がチームに伝えられる。

ローリングスタートにより22日(日)朝にレースは再開。レース中断時にトップを走っていたF.C.C. TSR Honda Franceが首位をキープ。YART-YAMAHA、Wójcik Racing Team、WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE、Suzuki Endurance Racing TeamがF.C.C. TSR Honda Franceを追うが、その後、コースコンディションが回復し始めるとF.C.C. TSR Honda FranceとYART-YAMAHAのマッチレースとなった。
 
翌朝はドライコンディションでの戦いとなった

翌朝はドライコンディションでの戦いとなった

#5F.C.C. TSR Honda Franceと#7YART-YAMAHAの一騎打ちとなったレースだったが...

#5F.C.C. TSR Honda Franceと#7YART-YAMAHAの一騎打ちとなったレースだったが...

だが、145周目にF.C.C. TSR Honda Franceがエンジンブローでスローダウン。この時、オイルが漏れてしまいYART-YAMAHAとWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCEが巻き込まれて、この3チームはリタイアとなった。

この後、Suzuki Endurance Racing Teamが首位に立ちそのままゴール。ボルドール24時間で17回目の優勝は名門チームたる所以。そして2位にはポーランドにチームの拠点を置くWójcik Racing Team、そしてTeam ERC Enduranceが3番手でチェッカーを受けるが、レース後の車検で規定違反が発覚して降格。BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが繰り上がって3位となった。
 
波乱のレースを制したSuzuki Endurance Racing Team

波乱のレースを制したSuzuki Endurance Racing Team

2位のWójcik Racing Team

2位のWójcik Racing Team

BMWがフルサポートするBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM。デビューレースで3位獲得

BMWがフルサポートするBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM。デビューレースで3位獲得

加賀山就臣そしてライダー浦本が加わるSUZUKI JEG - KAGAYAMAは23位

加賀山就臣そしてライダー浦本が加わるSUZUKI JEG - KAGAYAMAは23位

シリーズ第2戦セパン8時間も悪天候に翻弄されたが、天候の急変やレースの中断などの不確定要素に柔軟かつ俊敏に対処して結果を導き出すのも耐久チームに求められる強さの一つ。鈴鹿8耐でも過去に突然の雨やスタートの順延、レース中断での変則の2ヒート制などがあったが、むしろこうした状況でチームがどのように戦うかが耐久レースの面白いところでもあるのだ。
 
Pos Team / Equipe Machine Country FMN FRA
ボルドール24h
MAS
セパン8h
FRA
ル・マン24h
GER
オッシャーズレーベン8h
JPN
鈴鹿8h
Total
1 Suzuki Endurance Racing Team Suzuki FRA FFM 60 19 - - - 79
2 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM BMW BEL FMB 42 22 - - - 64
3 Wójcik Racing Team Yamaha POL PZM 48 - - - - 48
4 YART - YAMAHA Yamaha AUT AMF 13 30 - - - 43
5 3ART- MOTO TEAM 95 Yamaha FRA FFM 20 13 - - - 33
6 VRD IGOL PIERRET EXPERIENCES Yamaha FRA FFM 29 2 - - - 31
7 Omega Maco Racing Team Yamaha SVK SMF 30 0 - - - 30
8 Webike SRC Kawasaki France Kawasaki FRA FFM 11 19 - - - 30
9 Honda Asia-Dream Racing with SHOWA Honda JPN MFJ - 28 - - - 28
10 TECMAS BMW GMC BMW FRA FFM 26 - - - - 26
11 Tati Team Beaujolais Racing Kawasaki FRA FFM 24 1 - - - 25
12 F.C.C. TSR Honda France Honda JPN MFJ 13 12 - - - 25
13 National Motos Honda FRA FFM 15 7 - - - 22
14 Yamaha Sepang Racing Yamaha MAS NAMSSA - 20 - - - 20
15 Bolliger Team Switzerland Kawasaki SUI FMS 11 8 - - - 19
16 BMW Sepang Racing BMW MAS NAMSSA - 14 - - - 14
17 Team LRP Poland BMW POL PZM 7 6 - - - 13
18 Team ERC Endurance Ducati GER DMSB - 12 - - - 12
19 SUZUKI JEG - KAGAYAMA Suzuki ESP RFME 12 0 - - - 12
20 TEAM PLUSONE BMW JPN MFJ - 11 - - - 11
21 MOTOTECH EWC TEAM Yamaha BEL FMB 11 - - - - 11
22 SUN CHLORELLA BY R2CL Suzuki FRA MUL - 10 - - - 10
23 Zuff Racing Honda Swiss Team Honda SUI FMS 8 - - - - 8
24 Bertl K. Racing Team BMW AUT AMF 5 3 - - - 8
25 FSB MATT RACING Yamaha POR FMP 6 - - - - 6
26 Team Kodama Yamaha JPN MFJ - 5 - - - 5
27 KRP SANYOKOUGYOU & will raise RS-ITOH Kawasaki JPN MFJ - 4 - - - 4
28 EMRT Yamaha FRA FFM 4 - - - - 4
29 British Endurance Racing Team Suzuki GBR ACU 3 0 - - - 3

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