SUZUKA 10 HOURS

泣きの1秒を狙え! 海外チームの熟練ぶり

SUZUKA 10H・ちょっとディープに解説(4)
Intercontinental GT Challenge
Intercontinental GT Challenge

 GT3カーの“世界一決定戦”と言えるSUZUKA 10Hは、GT3カーを生んだSROモータースポーツ・グループの協力のもと、世界共通のルールとSUZUKA 10Hのオリジナルのレギュレーションが採用されており、SUZUKA 10Hの参戦チームも数多く参戦するSUPER GTとは異なる部分も多い。今回はピットストップ時間に関するちょっとしたトピックス。

 これまでもこのコーナーで触れてきたとおり、SUZUKA 10HをはじめとしたGT3カーのみのレースではピットストップ時間が定められていることが多い。SUZUKA 10Hの場合はピットレーン入口から出口まで、正確に83秒はかけなければならない。それ以上になってしまうと単純にロスになってしまうし、それ以下ではペナルティが課せられる。

 ただ、レースでは“泣きの1秒”というものが存在し、82.0秒から82.9秒でのピットアウトが3回まではOKというルールが存在する。つまり、最大で3秒近くまではピットストップ時間で稼げるというわけだ。この1秒を狙うということは、一歩間違えるとペナルティという危険な“賭け”でもある。

 序盤はラップダウンがそこまで多くなりにくいレースだけに、この3秒近い時間を稼ぐべくしっかりアジャストしてくるのが、このスタイルのレースをふだんから戦っている海外チーム。昨年もこれをしっかり狙ってくる光景が見られた。

 このあたりは、日本チームが上位に進出するためには必要なアクションのひとつになりそうだ。肉眼では判別しにくいかもしれないが、「いつの間に順位が変わってる!」等のシーンがあったら、この“泣きの1秒”が駆使された結果かもしれない。

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