2018 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT300km Fan Festival

SUZUKA GT300kmの歴史「1995年〜2010年」を振り返る Vol.3

SUZUKA GT300kmの歴史「1995年〜2010年」を振り返る Vol.3
 前年の“マクラーレン台風"が一年限定で過ぎ去るかたちとなって迎えた1997年の全日本GT選手権(JGTC)は、GT500クラスの最前線で再び日産とTOYOTAの両陣営が真っ向から激突する展開が予想されるなか、シーズンに突入した。もちろん開幕戦の舞台は鈴鹿GT300kmレースである(HondaのGT500本格参戦は1997年第2戦から)。

 TOYOTA・スープラ勢は97モデルと96モデルの混成状態で開幕戦に臨む。一方の日産スカイラインGT-R(R33型)勢は96モデルの登場が96年のシーズン中盤だったこと等もあり、この1997年開幕時点では97モデルは実戦投入されていない。天候悪化を懸念しつつ“序盤勝負"の色合いが濃くなった予選でポールポジションを獲得したのは、97モデルのNo.37 カストロール・トムス・スープラ(関谷正徳/鈴木利男)だった。

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 しかし予選並び、決勝に向けて虎視眈々の構え。過去にも従来型の熟成された強さが新型の速さを制して勝った例はJGTCのみならずトップレースシーンにおいて多々ある。GT-R勢は逆転を期して決勝レースに向かう。

 決勝スタート、予選2位のNo.2 ZEXELスカイラインの鈴木亜久里が好ダッシュを決めてトップで1コーナーへ。そしてNo.37 スープラを引き離していく快調な幕開けを演じる。予選とは逆に、レースは先頭がNo.2 ZEXELスカイライン、これをスープラ勢が順位交代等を経つつ追う展開になっていった。

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 No.37 スープラはやがて僚機の96モデル、No.36 カストロール・トムス・スープラ(M.クルム/P.デ・ラ・ロサ)に先行されるなどしてポジションを下げていく(最終結果は3位)。2番手に上がったNo.36 スープラはマシントラブルに見舞われて順位後退したのちにストップ。代わって2位に上がったのはNo.39 デンソースープラGT(O.グルイヤール/影山正美)だったが、これらスープラ勢の動きが続く間に、トップのNo.2 ZEXELスカイラインは亜久里からエリック・コマスへの交代を挟んで好調な走行を持続、そのまま1997年の開幕戦を勝利するのであった。

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 1989〜1995年はF1を主戦場としていた亜久里にとって、この勝利は全日本F3000チャンピオンとなった1988年以来9年ぶりとされる。また、これは「ある種の統計と解釈によれば」という但し書き付きになるだろうが、スカイラインの通算100勝の節目であったとも伝えられる。96モデルGT-Rの熟成度という側面だけでなく、スカイライン伝統の力が活きたとも思える1997年のオープニングマッチだった。

 GT300クラスのウイナーはNo.19 RS☆Rシルビアの織戸学/福山英朗。レースは開幕戦鈴鹿の連覇を狙った前年王者コンビ=鈴木恵一/新田守男のNo.26 タイサン スターカード RSR(ポルシェ)との争いだったが、相手がペナルティやガス欠症状で後退相次ぐ展開に陥るのを尻目に、最後は独走モードへ。自身の最終ラップでコースオフというドタバタ劇もありながら、No.19 シルビアが勝利を得ている(No.26は4位)。

 実はこのシーズン、No.19とNo.26は激しいタイトル争いを演じ、最後は1点差でNo.19に軍配が上がることとなる。ある意味では、シーズンの明暗を運命づける内容の開幕戦だったともいえよう。

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