2018 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT300km Fan Festival

SUZUKA GT300kmの歴史「1995年〜2010年」を振り返る Vol.1

SUZUKA GT300kmの歴史「1995年〜2010年」を振り返る Vol.1
「SUPER GTの鈴鹿戦といえば、8月の鈴鹿1000km」という図式が近年は定着していたが、今年2018年から鈴鹿1000kmは鈴鹿10時間耐久レース(鈴鹿10H)へと新生され、SUPER GTの鈴鹿戦はそれとは別に300kmレースとして5月に開催されることとなった。この「鈴鹿GT300km」、新しくて懐かしいレースである。なぜなら、鈴鹿での全日本GT選手権(JGTC)〜SUPER GTの歴史には、1000kmとは別のもうひとつの“個性"あるレースの系譜が実在していたのだから。

 復活第1回開催を前に、1995〜2010年に開催されていた鈴鹿GT300kmの歴史と、そこで生まれたドラマの数々を振り返る。

 GTアソシエイション(GTA)が運営するJGTCのシリーズ戦が初めて鈴鹿サーキットで開催されたのは、シリーズ2年目の1995年だった。その記念すべきレースは、4月2日(日)決勝の同年開幕戦である。以降、1990年代は開幕戦として毎年開催されていく。鈴鹿1000kmがシリーズ戦になるのは2006年であり、それまでは鈴鹿GT300kmが鈴鹿サーキットで唯一のシリーズ戦だった(2006〜2010年は1000kmとの年2回開催)。

 1995年の第1回鈴鹿GT300kmは、GT1、GT2の両クラスとも日産スカイラインが制した。クラス名に違和感をおぼえるところだが、GT500、GT300という名称は翌1996年からのもので、1995年の時点では後年のGT500がGT1、GT300がGT2という呼称だったのである。

 GT1クラスはスカイラインGT-Rの1-2フィニッシュ。ただ、前年チャンピオンの影山正彦が駆って優勝したNo.1 カルソニックスカイラインはR32型、2位になった鈴木利男のNo.55 JOMO R33はその名が示す通りこのレース唯一のR33型、という違いが両車にはあった。影山は新しいR33型の開幕戦投入が間に合わず、急遽従来型に切りかえての参戦だったが、熟成度の高さで新型相手に勝利する格好となった。

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 この頃のGT1は日産、TOYOTA、それにポルシェやランボルギーニなどの海外マシンを使うチームが混じる戦況だったが、1995年開幕戦鈴鹿のTOYOTA・スープラ勢最上位はジェフ・クロスノフの3位。4位にもR32型GT-Rの長谷見昌弘が入っており、スカイラインGT-Rの強さが、なかでもグループA時代から戦い続けてきた名機R32型GT-Rの完成された強さが象徴的に感じられる、そんな鈴鹿初回のJGTC戦であった。

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 なお、当時は必ずしもドライバー2人編成ということではなく、このレースのGT1クラスでは5位のエリック・コマス(スープラ)までが単独ドライブによる決勝結果となっている(2位のR33型GT-Rは利男と飯田章のコンビだったが、飯田は決勝ノードライブ)。

 GT2クラスもスカイラインの1-2、しかしこちらは優勝車がR31型、2位のマシンがR32型と、GT1クラスよりもそれぞれ1世代ずつ古い(R31型にGT-Rの設定はない)。BMW M3勢がトラブルに沈むなか、やはり車歴の長さが強みを発揮したレースといえるだろう。勝ったのは石橋義三/星野薫のNo.70 欧州車販売の外国屋スカイライン。この勝利を弾みに石橋&星野と彼らの陣営は開幕2連勝を果たし、最終的にこの年のGT2クラス2冠タイトルを手中におさめる。

 ちなみに1995年GT2クラス「チーム」チャンピオンの名は「石橋義三」。これはエントラント名に対してチームタイトルが与えられるためで、まだ牧歌的な雰囲気もあった時代ならではの珍現象だが、その安定感ある戦いぶりとともにファンの記憶に残ることとなった。

   
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