スーパーフォーミュラ最終戦 JAF鈴鹿グランプリ

チャンピオン候補インタビュー ドライバーズポイント3位
山本尚貴選手「得意の鈴鹿で狙う、2度目の戴冠」

チャンピオン候補インタビュー ドライバーズポイント3位 山本尚貴選手「得意の鈴鹿で狙う、2度目の戴冠」 5年ぶり2回目の王座獲得を目指す山本尚貴選手(TEAM MUGEN)
 今季の全日本スーパーフォーミュラ選手権も残すは1戦のみ。その全日本スーパーフォーミュラ選手権 最終戦『第17回JAF鈴鹿グランプリ』にドライバーズチャンピオン自力獲得の権利を残した者は3人である。決着戦へ向けての思いを3人の王者候補に聞いた。まずは、ランク3位、5年ぶり2回目の王座獲得を目指す山本尚貴選手(TEAM MUGEN)だ。

 今季の最終戦鈴鹿は、1レース制。決勝250kmレースの優勝者は最終戦ボーナス3点を含め13点獲得でき、ポールポジション得点と合わせて最大14点を最終戦で獲ることができる。タイトル獲得の可能性を有するのは、ポイントランク首位で現在29点のニック・キャシディ選手(KONDO RACING)、25点の石浦宏明選手(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、24点の山本尚貴選手、そして17点で並ぶITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口雄飛選手と平川亮選手までの5人だ。ただし関口雄飛選手と平川亮選手は、最終戦の優勝が最低条件で、しかも他力待ちという厳しい状況。自力王座の権利は上位3人のみがもつ。

 ランク3位の山本尚貴選手の場合は、仮にニック・キャシディ選手がポールポジションを奪った場合、その時点で自力王座の権利が消滅するという注釈がつくが、ポール・トゥ・ウインなら確実に自力王座獲得である(ニック・キャシディ選手がポールを獲らない限りは、山本尚貴選手も勝てば自動的にチャンピオン)。

 今季の山本尚貴選手は、実質開幕2連勝でシーズンの主導権を握りながらも、ここ3戦については表彰台獲得がなく最高7位という展開で最終戦を迎える。それだけに「自力の可能性は残りましたけど(現在ランク3位ということで)状況は良くはないですよね。シーズンの流れも含めてそう思います」と本人は悔しそうに振り返る。

 しかし、「もちろん、ここはもう気持ちを切りかえて、最後に勝つ(ポール・トゥ・ウインする)ことだけを考え、やるべきことをやるだけだと思っています。ハードルは高いですけどね」と、視線は自力逆転に向けられている。

 山本尚貴選手は、今季開幕戦の鈴鹿でポール・トゥ・ウインしており、鈴鹿での好成績が多いことでも知られる選手。自力逆転への手応えは充分あってもいい状況に思えるが、決して楽観はしていない。

「開幕戦の鈴鹿で速かったから最終戦でも速いとは限らない、それが今のスーパーフォーミュラの難しさだと思いますし、自分が鈴鹿を得意としているのは確かですけど、これまで勝った時も際どいところで勝ってきた感じですからね。最終戦は、チャンピオン争いに関係ない人もいますので、そこも難しい要素になってくると思います」
チャンピオン候補インタビュー ドライバーズポイント3位 山本尚貴選手「得意の鈴鹿で狙う、2度目の戴冠」 最終戦鈴鹿でチャンピオンを獲得するために
「やるべきことをやるだけ」と山本尚貴選手
 最終戦鈴鹿で警戒する相手についてはこう語る。

「もちろんタイトルを争っているニック・キャシディ選手や石浦宏明選手、強いところは強いと思いますし、それぞれのチームメイトも速いでしょう。あとはダンディライアン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)勢も尖った速さをもっていますので、手強いと思います」

 たしかに鈴鹿で待っているのは困難な戦いである。しかし、一定以上の自信も山本尚貴選手にはあるはずだ。

「そうですね。自信をもって臨みたいですし、臨まないといけないと考えています。本当に、簡単ではないです。でも、やるだけやって、その時を楽しみたい、とも思っています。ボタンをかけ違わずに、かといって小さくならず、思い切って戦いたいですね」

 2013年にスーパーフォーミュラのシリーズ名における最初のチャンピオンとなって以来、5年ぶり自身2度目の王座を目指す山本尚貴選手。Honda勢で唯一、今季の王座獲得の可能性を残すドライバーでもあり、戴冠となればHondaにとっても5年ぶりとなる。
チャンピオン候補インタビュー ドライバーズポイント3位 山本尚貴選手「得意の鈴鹿で狙う、2度目の戴冠」 今季開幕戦の鈴鹿でポール・トゥ・ウインに続いて
最終戦もポール・トゥ・ウインでシリーズチャンピオンを目指す

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