スーパーフォーミュラ最終戦 JAF鈴鹿グランプリ

山本尚貴選手、ニック・キャシディ選手、石浦宏明選手の勢力が毎戦変化している2018年シーズン。SF最終戦直前レビュー

山本尚貴選手、ニック・キャシディ選手、石浦宏明選手の勢力が毎戦変化している2018年シーズン。SF最終戦直前レビュー シリーズチャンピオン争い
山本尚貴選手、ニック・キャシディ選手、石浦宏明選手の三つどもえの構図に
 10月26日(金)〜28日(日)に鈴鹿サーキットで2018年シーズン最終戦を迎える全日本スーパーフォーミュラ選手権。最終戦をより楽しめるよう、2018年シーズンの流れをふり返っておこう。

 国内最高峰、アジアトップレベルのハイスピードバトルが繰り広げられるスーパーフォーミュラ。2018年シーズンは昨年王者の石浦宏明選手(JMS P.MU/CERUMO・INGINGの)をはじめ、中嶋一貴選手(VANTELIN TEAM TOM'S)、小林可夢偉選手(carrozzeria Team KCMG)、山本尚貴選手(TEAM MUGEN)といった強豪ドライバーが名を連ねている。

 そこに今年は、これまでFIA F2など海外フォーミュラで腕を磨いてきた松下信治選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や福住仁嶺選手(TEAM MUGEN)といった若手ドライバーや、スポット参戦ではあるがピエトロ・フィッティパルディ選手(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)やマカオGPウイナーのダニエル・ティクトゥム選手(TEAM MUGEN)といった海外の有力ドライバーも参戦し、毎戦激しいバトルを繰り広げてきた。

 また、マシン面では2014年に導入された“SF14"シャシーのラストイヤーにあたり、各チームともこれまで積み重ねてきたノウハウを生かしてマシンを仕上げている上、今年からシリーズ全戦でタイヤ2スペック制が導入されたこともあり、毎戦順位の入れ替わりが激しい展開となっている。

 そんな2018年シーズン、序盤はHonda陣営のエース格である山本尚貴選手が強さを発揮した。第1戦鈴鹿では、自身2年ぶりのポールポジションから逃げ切り優勝すると、悪天候で中止となった第2戦を挟んで行われた第3戦スポーツランドSUGOでは、セーフティカー導入直後にピットインする戦略が奏功し6番手から逆転で優勝を奪ってみせた。

 連勝を飾った山本尚貴選手が他を圧倒する形で幕を開けた2018年シーズンだが、第4戦富士スピードウェイからは流れが変化。山本尚貴選手は、表彰台にも届かない厳しい戦いが続くことになる。

 その山本尚貴選手に代わって光る走りをみせたのが、TOYOTAエンジン勢のニック・キャシディ選手(KONDO RACING)と石浦宏明選手(JMS P.MU/CERUMO・INGING)だ。ニック・キャシディは、第4戦富士の予選で自身2度目のポールポジションを獲得すると、決勝では2017年王者の石浦宏明選手との一騎打ちを制して、自身初のスーパーフォーミュラ勝利を達成した。

 続く第5戦ツインリンクもてぎでは、「チャンピオン獲得を考えると正念場」と捉えて臨んだ石浦宏明選手がコースレコードを塗り替えるアタックでポールポジションを獲得。決勝では、パドルシフトにトラブルを抱えながらも、追いすがる平川亮選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を抑えて勝利した。

 この時点でシリーズチャンピオン争いは、ニック・キャシディ選手と山本尚貴選手、石浦宏明選手の実質的な三つどもえの構図に。そんな状況のなか、岡山国際サーキットで行われた第6戦は、激しい雨によってレース開始時刻がディレイされたり、レース中も赤旗中断を挟むなど荒れた展開となるなか、小林可夢偉選手と抜きつ抜かれつの攻防を制した関口雄飛選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が優勝を飾った。

 その一方、チャンピオンを争う3名は精彩を欠き、ニック・キャシディ選手が5位、石浦宏明選手が7位、山本尚貴選手が10位と苦戦を強いられた。

 迎える最終戦の舞台は、開幕戦と同じ鈴鹿サーキット。レースフォーマットも昨年までと異なり、週末1レース制のシンプルなものになる。シーズン最終戦は、レースウイナーでボーナスポイント3点が与えられることから、自力優勝でのチャンピオン獲得権があるニック・キャシディ選手、石浦宏明選手、山本尚貴選手の3名のうち、レースを制したものがチャンピオンになる可能性が極めて高い。

 もちろん、シーズン後半にチームとして上り調子のITOCHU ENEX TEAM IMPULに所属する関口雄飛選手や平川亮選手、第6戦岡山で関口雄飛選手と死闘を繰り広げた小林可夢偉選手のほか、松下信治選手、福住仁嶺選手のスーパーフォーミュラルーキーも最終戦で有終の美を飾るべく、並々ならぬ気合で臨んでくることは間違いない。

 また、今シーズンは第1戦で山本尚貴選手、第2戦で平川亮選手(ペナルティにより降格処分)、第3戦で野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、第4戦でニック・キャシディ選手、第5戦で石浦宏明選手、第6戦で関口雄飛選手と、ポールポジション/予選トップタイムのドライバーが毎戦異なっている点もポイント。最終戦のポールポジション争いも激しいものとなるだろう。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権 最終戦『第17回JAF鈴鹿グランプリ』は、スーパーフォーミュラ最終戦、SF14ラストイヤーにふさわしい見ごたえある1戦となるはずだ。

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