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JAF-GPに挑む"新人"ドライバー:ピエール・ガスリー

JAF-GPに挑む"新人"ドライバー:ピエール・ガスリー
 昨年、F1直下のGP2(現FIA F2)でチャンピオンタイトルを獲得したピエール・ガスリー。彼は、レッドブル・ジュニアのドライバーとして、来年にはF1にステップアップするのではないかと将来を嘱望されている逸材だ。

 今季、参戦を決めた全日本スーパーフォーミュラ選手権では、シーズン序盤こそ上位争いに加われなかったものの、第2戦以降は次第に成績が上昇カーブを描き、第4戦もてぎでは運も味方する形で、初優勝。“持っている"ところをみせつけた。

 さて、そんなガスリーは、趣味でレースをしていた父や、年が離れた兄たちがカートをやっていた影響で、2歳の頃からカート場に通っていた。そのため自然と憧れを持ち、6歳でカート初体験。その後、8歳で自分のカートを手に入れると、レースに出場を開始した。

 だが、資金的には苦労が多く、毎回新しいフレームやエンジン、タイヤなどを持ち込み、充分に練習時間を取れる裕福な家庭の子供たちと戦うには、1周1周の走りに集中するしかなかったという。ガスリーの両親は、仕事をする傍ら、夜中までスポンサー活動をしてくれた。

 また13歳のときにはフランス・モータースポーツ連盟(FFSA)による育成プログラム“エキップ・ド・フランス"に参加するべくル・マンへ移住。この場でダニール・クビアトやカルロス・サインツJr.というライバルや“師匠"ジャン・アレジに出会っている。

 しかし、4輪にステップアップし、F4を経てフォーミュラ・ルノーに参戦した時には、半年分しか資金が用意できなかった時もあった。

 それでも、ガスリーがシリーズをリードしていたため、チームが“何とか続けよう"と奔走。ガスリーは、見事にチャンピオンを獲得する。その時の走りが認められる形で、レッドブル・ジュニアに加入することとなった。

JAF-GPに挑む"新人"ドライバー:ピエール・ガスリー
 そして、ようやく資金の心配をすることがなくなり、フォーミュラ・ルノーV8 3.5を経て、GP2に参戦。自ら“アグレッシブなドライビングが自分の持ち味"というガスリーは、初年度こそグリップダウンが激しいピレリのタイヤマネージメントに悩まされたが、2年目には着実に成長し、タイトルを獲得している。だが、そのまますんなりとF1昇格とはならなかった。そこで見つけたのが、日本に来るという選択肢。レッドブルのヘルムート・マルコ氏が、F1の現場でHondaに話を持ちかけ、それが実現した形だ。

 来日したガスリーは、シーズン開幕前の鈴鹿テストから噂にたがわぬ速さを見せる。続く富士テストでもそれは同じ。しかし、開幕戦ではタイヤのデグラデーションに苦しみ、ノーポイント。第2戦岡山のレース1でもポイントを逃した。しかし、同じ岡山のレース2で初ポイントを獲得すると、第3戦富士ではHonda勢最上位の5位。

 そして、第4戦もてぎでは、初体験のコースだった上に、金曜日にクラッシュがありながらも、気持ちをガラリと切り替えて予選4番手を獲得。決勝レースでは、トップ3のドライバーと違う作戦を取った上で、トップを快走していた小林可夢偉に起きたピット作業でのロスにも助けられる形で優勝を果たした。

 シーズン最後の鈴鹿までには、どんな活躍を見せるのか。学習能力の高さとメンタルの強さがガスリーの持ち味だけに、2度目となる鈴鹿ではきっと上位を争ってくれるはずだ。

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