スーパーフォーミュラ最終戦 JAF鈴鹿グランプリ

第4戦富士でチャンピオン争いに変化。山本尚貴とニック・キャシディの一騎打ちの様相

第4戦富士でチャンピオン争いに変化。山本尚貴とニック・キャシディの一騎打ちの様相 写真提供:Takashi Ogasawara
 2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は、第4戦が終了し、シーズンも折り返しとなった。開幕3戦2レース(第2戦オートポリスは荒天で決勝レース中止)を終えた段階では山本尚貴(TEAM MUGEN)が2勝を挙げ、流れを味方につけていた感があったが、第4戦を終えてシリーズチャンピオン争いが混沌となってきた。というのも富士スピードウェイで開催された第4戦を制したのが、第3戦終了時点で山本尚貴と11ポイント差のランキング2番手につけていたニック・キャシディ(KONDO RACING)だったからだ。

 第4戦富士は、レースウイークをとおして天候が安定せず、実質ドライコンディションで走行できたのは決勝日だけという難しい展開。ポールポジションからスタートしたニック・キャシディは、好スタートを決め、2番手につけた石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)と1秒前後のギャップで周回を重ねていく。
第4戦富士でチャンピオン争いに変化。山本尚貴とニック・キャシディの一騎打ちの様相 写真提供:Takashi Ogasawara
 ニック・キャシディと石浦宏明の一騎打ちとなった優勝争い。注目されたレース戦略では、ニック・キャシディが35周目にピットインして、ソフトからミディアムにタイヤを履き替える。一方、追いかける石浦宏明はコース上に留まり猛プッシュ。40周を終えた時点でピットに飛び込むが、ピットでの発進に手間取ったこともあり、わずかにニック・キャシディに届かず実質2番手でコースに復帰。これで勝負が決した。

 この第4戦富士でニック・キャシディは、自身初のスーパーフォーミュラ優勝を飾ると、ランキングでも予選ポールポジション分とあわせて一挙11ポイントを獲得。ランキング首位の山本尚貴は、8位入賞が精一杯で1ポイント獲得に終わったこともあり、ニック・キャシディは山本尚貴とわずか1ポイント差にまで詰め寄った。

 また2位表彰台を獲得した石浦宏明は、トップと9ポイント差のランキング3番手にジャンプアップ。3位表彰台を手にした国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)は、これが今季初得点でランキング7番手につけた。

 山本尚貴とニック・キャシディが1ポイント差となり、一騎打ちの様相をみせてきたチャンピオン争い。ランキング3番手以降は、ディフェンディングチャンピオンの石浦宏明をはじめ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)や中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)といった強豪がひしめく状態だ。

 ルーキードライバーに目を向けると、海外レース経験者として注目されている福住仁嶺(TEAM MUGEN)、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、いまだノーポイント。福住仁嶺は並行参戦しているFIA-F2出場を優先したため、開幕戦以降スーパーフォーミュラには出場しておらず、松下は、予選などで速さをみせるものの、決勝で上位に食い込むことができずにいる。

 第5戦以降、福住仁嶺はFIA-F2とは異なるダウンフォースレベル、グリップ力を誇るスーパーフォーミュラに素早く適応できるかどうか、松下信治は予選での速さを決勝に反映できるかが焦点だ。

 残るレースは第5戦ツインリンクもてぎ、第6戦岡山国際サーキット、そして最終戦鈴鹿サーキットと3戦。このうち第5戦もてぎについては世界耐久選手権(WEC)と日程が重なっているため、中嶋一貴と小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が欠場する見込み。ファンにとっては残念だが、代役起用されるドライバーがいるのか、起用された場合、そのドライバーがどんな戦いをみせるかは気になるところ。
第4戦富士でチャンピオン争いに変化。山本尚貴とニック・キャシディの一騎打ちの様相 写真提供:Takashi Ogasawara
 チャンピオン争いで言えば、最終戦が行われる鈴鹿は開幕戦でポール・トゥ・ウィンを飾っているように山本尚貴が得意としているサーキット。最終戦までに山本尚貴がどれだけアドバンテージを広げられるかはもちろんだが、ニック・キャシディをはじめ、追いかける立場のドライバーは山本尚貴との差をいかに詰めて最終戦を迎えられるかが重要になるだろう。

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