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スーパー耐久2018 開幕戦 SUZUKA“S耐”春の陣は鈴鹿サーキット四輪史上最多・60台による5時間耐久バトル!!

スーパー耐久2018 開幕戦 SUZUKA“S耐”春の陣は鈴鹿サーキット四輪史上最多・60台による5時間耐久バトル!!

2017年スーパー耐久 鈴鹿”S耐”サバイバル スタートシーン。これでもかなりの台数だが、2018年はこれを上回る大迫力のスタートになるはずだ

 2018年も全6戦の開催が予定されているスーパー耐久シリーズ。その幕は鈴鹿サーキットで久々に開くことになる。これは実に2008年以来、10年ぶりだ。当時のスーパー耐久はST-1クラスからST-4クラスまでの4クラスで争われていたが、今では8クラスにまで倍増し、車種のバラエティばかりでなく、エントリー台数も増加している。特にここ数年は年間エントリーだけで約60台となっており、2018年もその数に勝るとも劣らぬ参加台数になるに違いない。

 その参加台数の多さに対応すると同時に、スーパー耐久に新たなレーススタイルを提案するため、鈴鹿サーキットでの2018年開幕戦はスーパー耐久の原点に立ち返る方針が打ち立てられた。なんと1台の予選落ちも出すことなく、全車が一斉にスタートを切り、過去2年間より1時間増となる5時間の長丁場の舞台が用意されたのだ。

 そのため開幕戦鈴鹿のグリッド数はなんと60となる。本来鈴鹿サーキットの決勝出場台数上限は51台だが、国内モータースポーツを統括する日本自動車連盟に特認申請を行うことで規定上の問題をクリアする予定だ。この特認により2018年スーパー耐久開幕戦は鈴鹿サーキットにおける四輪レースの史上最多台数のレースとなる。これだけの数のマシンが並び、かつ走る姿は、まさに圧巻の光景となるだろう。

2017年スーパー耐久 鈴鹿”S耐”サバイバル プレイバック -2018年のレース展開はどうなる?

2017年スーパー耐久 鈴鹿”S耐”サバイバル プレイバック -2018年のレース展開はどうなる?

2017年スーパー耐久 鈴鹿”S耐”サバイバル ST-Xクラスで優勝したY's distraction GTNET GT-R。2018年はレース距離も同時走行台数も変わるため、勝つためには戦略の見直しが必要になるだろう

 2017年のスーパー耐久鈴鹿は4時間のレース時間で行われ、レース内容としては特にST-Xクラスでは目まぐるしくトップが入れ替わり、まさに熾烈なバトルの連続だった。だが、今年はレース時間が1時間増やされたことで戦術に違いが出るはずだ。

 2017年に優勝を飾った植松忠雄/星野一樹/藤波清斗組のY's distraction GTNET GT-Rは、予選2番手ながらスタートでトップに立つ積極策を採り、途中何度もトップを奪われたものの、終盤のバトルの末にトップに復帰、ゴールまで逃げ切ることに成功した。

 だが、同じようなレース運びは、レース時間が延長され、同時走行台数が増える2018年開幕戦ではそう簡単には許されまい。マシンへの負担、増すリスクをどうとらえるか。前回優勝組みとは違い、序盤は周囲の動向を見つつ抑えめで走って、終盤に余力がどれだけあるか確認したところで、勝負を仕掛けるといった戦略もあるかもしれない。総合トップ争いだけでなく、すべてのクラスにおいてこれらの駆け引きや、前回以上の熾烈なバトルを期待したい所だ。

2018年ルール変更まとめ 今年のスーパー耐久シリーズはここが変わる!

2018年ルール変更まとめ 今年のスーパー耐久シリーズはここが変わる!

2018年はスーパー耐久シリーズに数々の変更点がある。迫力のレースを楽しみ尽くすために、出来ればしっかり把握して臨もう

 2018年のスーパー耐久シリーズの、2017年からの変化点をまとめてみよう。まずはコントロールタイヤのサプライヤーがピレリに変更されたこと。メーカーが異なれば特性にも違いが生じる。その違いをいち早く把握して、セッティングやドライビングの適正化をはかったチームが、シリーズを有利に戦うことになるのは間違いない。特に鈴鹿サーキットのレースは開幕戦とあって、たとえ同じ車両でも予想以上の差がつく可能性も考えられる。

 続いてクラス区分にも変更がある。従来は2001〜3500ccの車両は、四輪駆動(4WD)であればST-2クラス、二輪駆動(2WD)であればST-3クラスを戦ってきたが、2018年からはST-2クラスに前輪駆動(FF)も加えられ、ST-3クラスは後輪駆動(FRとMR)に限定されることとなった。2017年にも出場していた車両として、唯一マツダ・アクセラがクラスを移すこととなるが、その影響がどう現れるかも注目のポイントだ。

 そしてドライバー編成も変わる。従来は一部のレースを除き、2名もしくは3名のドライバー登録しか認められなかったが、これが2018年より常時4名までの登録が可能になった。また、ST-XクラスとST-Zクラス、ST-TCRクラスに3グレードのドライバー規定を設け、トップクラスのドライバーであるプラチナドライバーに関して変更は無いが、ジェントルマンドライバーに関しては35歳以上の「アマチュア」ドライバーと明記された。いずれにも当てはまらないドライバーは「エキスパートドライバー」と称され、特に乗車時間の上下限は定められていない。エントリーが発表されたら、各チームのドライバーのグレード編成にも注目してみよう。

 また、国内レースとしては初めて、フルコースイエロー(FCY)+ゾーン50規定が導入される。いずれもコース上の安全確保のためであり、FCY状態は全ポストの黄旗振動と「FCY」と記されたボード提示で告げられ、以降は一列縦隊として一切の追い越しが禁止される。さらに撤去場所や特に危険な場所の直前ポストでは「ZONE 50km」と記されたボードが提示され、その場合は直ちに50km/hまで減速しなくてはならない。ただし、実際のレースの中でFCYやゾーン50を運用するかは各主催者に委ねられており、鈴鹿サーキットではFCYのみ運用する見込みだ。

 2018年は始まったばかりではあるが、スーパー耐久シリーズへのエントリーは増えそうな兆しだ。撤退や休止をほのめかしているチームはほぼ皆無で、むしろ新規参入のチームや初導入の車両の噂もあることから従来以上の賑わいを見せるのは間違いない。その中には、2017年に最後まで不成立だったFIA-GT4によるST-Zクラスも……。開幕戦鈴鹿では、スーパー耐久史上初の8クラス競演にも期待したいところだ。

 すべてのビッグレースに先駆けて、春休み真っただ中の3月31日(土)、4月1日(日)に開幕するスーパー耐久。熾烈なバトルをぜひ堪能してほしい。

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