![]() 08年の圧倒的な速さ、強さから見ても、09年シーズンはやはりBMW Z4Mクーペが優勝を続けるだろう。誰もがそう思った。だがそれがシリーズ第2戦で覆った。08年1勝もできなかったフェアレディZが、王者BMW Z4Mクーペを打ち破ったのだ。09年は最低重量の見直しがはかられることとなり、Z4MクーペとZの差は70kgに。もちろん重くなったのはZ4Mクーペ。開幕戦ツインリンクもてぎラウンドこそ、Z4Mクーペが1-2フィニッシュを飾ったが、第2戦でフェアレディZ勢が巻き返しに出たのだ。しかもフェアレディZ同士のトップ争いという展開に。勝ったのは横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組。08年ST-3クラスでチャンピオンを獲得し、ST-1クラスに挑んできた前嶋秀司/佐々木雅弘組が2位に食い込んだのだ。 さて、第3戦の鈴鹿ラウンド、当然Z4Mクーペ勢が黙っているはずはない。09年はドライバーの組み合わせを変えて08年を上回るパフォーマンスを見せているだけになおさらだ。ツインリンクもてぎで先勝した谷口信輝/柳田真孝/F・ハイルマン組、2位の片岡龍也/吉田広樹/J・アズミ組も当然優勝を狙ってくる。 鈴鹿サーキット東コースではフェアレディZが速く、西コースではZ4Mクーペが速いという情報もある。となればなおさら予測不可能と言っていい状況。トップで最終コーナーを立ちあがってきたZ4Mクーペを、東コースでフェアレディZが抜き去る。こんな光景が何度も見られるかもしれない。 |
![]() ST-2クラス、ST-4クラスでも開幕戦とは大きく違った状況になった。第2戦でST-2クラスではランサーエボリューションXが、ST-4クラスではシビックが優勝。この2車種は08年苦戦を強いられていたのだ。やはり規定変更によるところが大きい。エボXは旧型エボIXより100kg近く重く、これがエボIXの大きなマージンとなっていたが、09年はエボXに対しウィンドウやドアの材質変更が認められ軽量化に成功。これが影響して第2戦で佐々木孝太組エボXが優勝。鈴鹿で新旧ランエボの互角の戦いが繰り広げられることになった。 そしてこれはST-4クラスも同じだ。シビックに対してウィンドウ、ドアの材質変更が認められ約50kgの軽量化が可能に。これで軽さを売りとしていたインテグラとのパフォーマンスの差は、一気に詰まることとなった。さらにはここにS2000が久々に加わり、Honda3車種の激戦が展開されることになったのだ。 ![]() |
車種のバラエティに富むST-3クラスは、もとより一番の激戦区と言っていい。開幕戦でBMW・M3が勝てば、第2戦を制したのはフェアレディZ。予選PP(ポール・ポジション)は開幕戦がNSX、第2戦がRX-7といった状況。もともとの混戦にさらに拍車をかけているのが5ZIGEN NSXの吉本大樹/平中克幸/松浦孝亮組。3人ともフォーミュラ・ニッポン、SUPER GTを経験しており実績、実力ともに十分。 それは開幕戦の予選PPが証明している。松浦は「これまではクルマにトラブルがあった。それさえなければ優勝できる」と語っており、鈴鹿で台風の目になるのは確実、クラス強豪勢とのバトルに注目だ。 ![]() |
