
スーパー耐久レースと呼ばれるこのレースの前進は、1990年からスタートしたN1耐久レースとなる。N1とは、FIA(国際自動車連盟)が定めた“グループN規定=連続した12ヶ月間で2,500台以上生産された車両”に準拠し、日本国内で制定した車両規定だった。つまり、一般量産車をベースとし、改造制限が厳しく設けられたレースと言える。その後、長丁場となる耐久レースを安全に戦いぬくための改造が認められるようになり、N1のレギュレーションの枠組みを超える規定が設けられたため、そこから「スーパーN1」と呼ばれるようになった。
そして、1998年には一般市場とレース市場の活性化を果たすために、市販エアロパーツなどの装着を可能にするレギュレーションも追加されたことで、名称を変更。ここから現在に至る「スーパー耐久」シリーズがスタートすることになった。
開催クラスはSTクラス1/STクラス2/STクラス3/STクラス4の4クラスに分けられ、主に排気量の違いで各クラスへと振り分けられる。レースフォーマットは1回のイベントで400km以上を走破する耐久レースのみということで、ドライバーは2名、または3名。イベントによっては4名登録まで可能で、7月の北海道の風物詩となっている十勝24時間耐久レースも、このスーパー耐久シリーズの中の1戦として開催される。
前述したように、参加車両が限りなく一般車両に近いため、愛車を近い仕様に改造して楽しむことが可能ということもあり、ファンは多い。また、国内のワークスチームの参戦ではなく、トッププライベーター同士の戦いが多いため、例年通り、ポイントランキング争いは激化の一途を辿っている。