SUZUKA Race of Asia 2017

遂に日本上陸!『Blancpain GT Series Asia』

遂に日本上陸!『Blancpain GT Series Asia』
Blancpain GT Series Asia

ヨーロッパでは古くから開催されている二座席スポーツカー=GTカーによるレース。1995年、当時のグループCカーレースの消滅とともに、ふたたびスポーツカーレースの主流として躍り出たのがGTカーだった。ヨーロッパでは『BPR GT』というシリーズが生まれ、後にFIA国際自動車連盟のもと、FIA-GTシリーズに成長したが、メーカーの急速な参画もあり、シリーズは消滅へ向かう。

しかし、BPR GTを主催していたメンバーのうちのひとり、ステファン・ラテルが主催するSROモータースポーツ・グループは、GTカーレースを継続して開催。当時、メーカーをターゲットにしていたGT1、その下位クラスに当たるGT2というカテゴリーが存在していた。

そんななかで、ワンメイクレースでは物足りず、かつ自分の好みのスーパースポーツカーでレースをしたいジェントルマンドライバーをターゲットに、2005年に生まれたのが『GT3』だ。裕福なジェントルマンドライバーたちの要求に応えるため、車両価格の上限が定められ、かつどんな車種でも勝利を狙えるように、独特の『性能調整(BoP)』というシステムを採用したのだ。

ヨーロッパで大きく成功したGT3カーレース『ブランパン耐久シリーズ』

ヨーロッパで大きく成功したGT3カーレース『ブランパン耐久シリーズ』

結果的に、このシステムは大成功を収める。多くの自動車メーカーが、「販売できるレーシングカー」として、ビジネスの一環としてGT3カーを販売。それらを集めて2011年に生まれたのが、GT3カーによる耐久レース『ブランパン耐久シリーズ』だ。ブランパンは、高級腕時計ブランドの名。いわばジェントルマンが大いに楽しむためのレースとして生まれたのだ。

やがて、SROが主催していたFIA-GT選手権もGT3カーが使用されるようになり、ブランパン耐久シリーズと統合することになる。そして、スプリントと耐久の2種類のレースがある『ブランパンGTシリーズ』が2014年に誕生。このスタイルを盛り込み、2017年にアジアのGTカーレースの新たな潮流を生むべく始まったのが、ブランパンGTシリーズ・アジアだ。

このシリーズ誕生には、昨年までさまざまなGTカーレースに出場していた中国や香港、台湾、マレーシア等のレーシングチームが反応。GT3、そしてさらにジェントルマンたちが参加しやすいGT4カーを含め、第1戦のセパンには30台ものマシンが集った。オーガナイズのレベルも高く、今後GTカーレースの新たな潮流になりそうな気配だ。

2017年4月にスタートした『ブランパンGTアジアシリーズ』開幕戦マレーシア・セパンサーキットには30台ものマシンが出場した

2017年4月にスタートした『ブランパンGTアジアシリーズ』開幕戦マレーシア・セパンサーキットには30台ものマシンが出場した

ちなみに車種は、ヨーロッパの本場同様アウディR8 LMSやメルセデスベンツAMG GT3、フェラーリ488 GT3やポルシェ911 GT3 R、ランボルギーニ・ウラカンGT3、マクラーレン650S GT3、BMW M6 GT3等多種多様。マクラーレンや、GT4のポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMRといったまだ日本ではあまり観ることができない車種が存在するのも特徴だ。

鈴鹿サーキットでは、2018年から新たな真夏の祭典として、『鈴鹿10時間耐久レース』がスタートする。ブランパンGTシリーズ・アジアは、ヨーロッパとともにエントラントの中核を担うとみられており、注目しておくべき存在だ。

ちなみに、開幕戦セパンでは日本人ドライバーはひと組しか参戦していなかったが、鈴鹿ラウンドにはかつてSUPER GTで走っていたチームも参戦を計画しているという。こちらも楽しみにしたいところだ。

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