F1

アロンソが挑む最後のF1日本GP鈴鹿

「僕にとって最高の思い出は、やっぱり2006年」。
数々の名勝負を繰り広げてきたフェルナンド・アロンソが挑む
最後のF1日本GP鈴鹿

今年の夏、2018年シーズン限りでいったんF1から姿を消すことを発表したフェルナンド・アロンソ。所属するマクラーレンの発表は「アロンソは2019年シーズンのF1を走らない」というもので、『引退』という二文字は使用しなかった。アロンソ本人も「チームは今後、もっと強くなるだろうし、そうなればF1に戻る可能性はある」と、2020年以降のF1復帰に含みを残している。

「僕にとって最高の思い出は、やっぱり2006年」。数々の名勝負を繰り広げてきたフェルナンド・アロンソが挑む最後のF1日本GP鈴鹿

しかし、1981年にスペイン・アストゥリアス州オビエドで生を受けたアロンソは、今年の7月に37歳になった。現役レーシングドライバーとして、アロンソに残された時間はそう長くはない。2018年シーズンの戦いが最後のF1になったとしても、不思議はない。

2005年にルノーのマシンを駆って、当時のF1史上最年少チャンピオンに輝いたアロンソは、翌2006年に皇帝ミハエル・シューマッハーと壮絶なタイトル争いを繰り広げた末に、2連覇を達成。偉大なチャンピオンたちの仲間入りを果たした。

だが、その激しい感情から、チーム内で波風を立てることも少なくなかった。2連覇を達成した後に移籍したマクラーレンでは、チームメイトのルイス・ハミルトンと骨肉の争いを演じ、居場所を失ったアロンソはわずか1年でチームを去った。

その後、ハミルトンは4度チャンピオンに輝いたが、「おそらく僕が対戦したなかで最も手強いドライバーであり、F1史上で最も偉大なドライバーのひとりだ」と、いまもアロンソの実力には一目置いている。

そのアロンソにとって、2018年のF1日本GPは特別なレースとなる。鈴鹿は小さな頃アイドルだったアイルトン・セナが愛したサーキット。その鈴鹿でF1を走らせるのが、今回が最後になるかもしれないからだ。

アロンソにとって、鈴鹿はさまざまな思い出が詰まったサーキットだ。初めてドライバーズタイトルを手にして乗り込んだ2005年のF1日本GPは、予選で自分のアタック時に雨に見舞われるという不運から予選16番手に終わった。このレースは同じ理由で予選17番手から優勝したキミ・ライコネンの大逆転劇が印象的だが、16番手から3位表彰台を獲得したアロンソの走りも忘れてはならない。
前戦のブラジルGPですでにタイトルを獲得していたアロンソには、無理をする必要はなかったが、鈴鹿という名コースに、新チャンピオンは黙ってはいなかった。19周目のバックストレートで前年王者のシューマッハーのスリップストリームに着き、130Rでアウト側からオーバーテイク。新チャンピオンとしてのプライドを垣間見せる走りだった。

「僕にとって最高の思い出は、やっぱり2006年」。数々の名勝負を繰り広げてきたフェルナンド・アロンソが挑む最後のF1日本GP鈴鹿

その翌年の2006年のシューマッハーとの一騎打ちも忘れられない一戦だった。タイトル争いで、シューマッハーと同点で鈴鹿に乗り込んだアロンソは終始、シューマッハーの後塵を拝する苦しい戦いを強いられたが、レースでは序盤から5秒差のマッチレースを展開。シューマッハーにプレッシャーをかけ続け、最終的にシューマッハーがリタイアし、逆転勝利。シューマッハーに引導を渡したレースとして、多くの人々に記憶されている。

最後になるかもしれない鈴鹿でのF1日本GPに向けて、アロンソはこう語った。
「8月に2019年はF1でレースをしないと発表してからは、すべてのレースが僕にとって大切なものとなっている。その中でも、鈴鹿は特別。だって、鈴鹿には忘れることができない思い出があり、それを共に分かち合った素晴らしいファンがいるからね。僕にとって最高の思い出は、やっぱり2006年。世界最高のサーキットで、最高の戦いを繰り広げて、タイトルを大きく引き寄せたあのレースは忘れることができない」

「鈴鹿で僕を応援してくれたすべての人たちにも感謝したい」

その気持ちを日本のF1ファンは、鈴鹿でしっかりと受け止めようではないか!!

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