世界3大バイクレースを知ろう!

鈴鹿8耐に出場するかもしれないライダーが活躍するカテゴリーをチェック!
世界3大バイクレースを知ろう!
世界3大バイクレースを知ろう!

世界3大バイクレース

世界選手権シリーズとして開催される3大バイクレース(ロードレース)、それがロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP™)、スーパーバイク世界選手権シリーズ(WSBK)、そして世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)だ。
ロードレース世界選手権

ロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP™)

レース専用設計のマシンによる戦い

■最上位クラスには日本人選手も参戦 

MotoGP™は、最上位クラスのMotoGP™クラス、600ccエンジンのワンメイクによるMoto2™クラス、250ccエンジン搭載のMoto3™クラスの3カテゴリーで構成される。日本人ではMotoGP™クラスに中上貴晶選手が参戦している。

■クラス間のステップアップ
Moto3™クラスはMotoGP™へのエントリークラスとして若いライダーの登竜門となっている。また、Moto2™クラスはMotoGP™クラスへのステップアップクラスとしての位置づけが強く、現在のMotoGP™クラスで活躍するマルク・マルケスやヨハン・ザルコらはMoto2™クラスでの大活躍の後に転向したライダーだ。もちろんMoto3™クラスから一足飛びにMotoGP™クラスに参戦を決めるライダーもいれば、Moto3™クラスやMoto2™クラスでの経験がなくてもMotoGP™クラスのシートを獲得するライダーもいる。

■マシンはツーリングマシンとしても最高!?
MotoGP™クラスのマシンは、ロードレースを戦うためだけに専用設計されたマシンで、最高速度は時速350kmを超す。しかし、そうしたモンスターマシンでありながらコンピュータ制御によって安全性が高められていて、YAMAHAの開発ライダーとして知られる中須賀克行は、 YZR-M1を「レーシングマシンとして突き詰めていくともちろん奥が深いけれど、制御によって安全面が高められているという意味では、ツーリングマシンとしても最高だと思います。かなり豪華仕様になりますけどね」と語るほどだ。

■世界と戦う日本メーカー
さて、MotoGP™クラスではHonda、SUZUKI、YAMAHA、Aprilia、Ducati、KTMがファクトリー活動をしていて、現状では参戦経験の長いHonda、YAMAHA、Ducatiが覇権争いをしている。そしてそのマシンは、Hondaはトータルパフォーマンスに優れ、YAMAHAはハンドリング特性に長け、Ducatiはストレートスピードに特化するなど、各メーカーで味付けが異なっているのが興味深いところ。
スーパーバイク世界選手権

スーパーバイク世界選手権シリーズ(WSBK)

市販車をベースにした改造マシンによる戦い

■参戦マシン・参戦メーカー
WSBKのマシンは、一般市販されるバイクをメーカーやチームがレース仕様へと改造を施したものだ。ベース車は1000ccマシンがメインで、Honda、Kawasaki、YAMAHA、Aprilia、BMW、Ducati、MV AGUSTAがレギュラー参戦している。一般市販車をベースにしているという部分で、日本の全日本ロードレース選手権だったり、イギリス選手権(BSB)、アメリカ選手権(AMA)を思い浮かべるが、細部でのマシンレギュレーション(規則)の違いはあるが、そうした各国のロードレース選手権の世界最上位カテゴリーがWSBKなのである。

■絶対王者が鈴鹿8耐に参戦
そしてこのWSBKでの絶対王者に君臨するのが、Kawasaki Racing Team World SBKのジョナサン・レイだ。レイは過去に鈴鹿8耐での優勝経験があり、日本でも有名なライダーだが、2015年から3連覇を達成し、今年は4連覇に向けて好調なシーズンを送っている。今年の鈴鹿8耐にも「Kawasaki Team GREEN」からの参戦が発表されており、世界中から集まるライダーとのバトルに注目だ。

■規則の中で"スーパー"なバイクを作り上げる
MotoGP™マシンは、レギュレーション(規則)に合わせてゼロの段階からマシンを作ることができ、不具合があれば変更の自由度も大きい。一方のWSBKは市販車をベースにしていることで、仕様変更したい箇所がレギュレーションで変更禁止になっていたりする場合も少なくない。極論になるが、ライダーの希望に合わせてマシン作りができるのがMotoGP™マシンで、マシン制作に大きな規制があるためにライダーがマシン特性に合わせていくのがWSBKと言えるだろう。
なお、MotoGP™が3クラス構成となっているように、WSBKでは600ccエンジンのWSS(ワールドスーパースポーツ)、300ccエンジンのWSSP300(ワールドスーパースポーツ300)、1000ccエンジン搭載車でWSBKよりも改造範囲が狭いSTK1000(スーパーストック1000)が開催されている。
世界耐久ロードレース選手権シリーズ

世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)

設定時間内での走行距離を競うレース

■MotoGP™、WSBKとの違いは?
鈴鹿8耐が最終戦に位置づけられているEWCは、MotoGP™やWSBKとはレース内容が根本的に異なる。MotoGP™とWSBKが、定められた距離(周回数)を、どれだけ短い時間で駆け抜けたかを競うもので、これは「スプリントレース」と呼ばれる。対するEWCは、定められた時間内で、どれだけ長い距離を走ったかを競う「耐久レース」だ。鈴鹿8耐では、午前11時30分のスタートから、午後7時30分のチェッカーまでに、どれだけ長い距離(多くの周回数)を走れたかを競うレースだ。

■チームワークが勝利の鍵
また、MotoGP™とWSBKとの大きな違いとして、EWCでは1チームのライダーは2〜3人制で、レース中にピットストップがあり、ライダー交替、燃料補給、タイヤ交換などが行われる。さらに、シリーズ戦のなかにはル・マンやボルドールでの24時間耐久レースがあり、その他のレースでも夜間走行があるために、マシンにはヘッドライトやブレーキランプなどの灯火類の装備が義務づけられている。純粋な速さを競うスプリントレースとは違い、耐久レースはライダーの速さはもちろんチームワークが問われるレースともいえるだろう。

■長い時間走るからこその魅力
長い時間を走り続けるEWCでは、レース途中にトラブルやアクシデントに見舞われることがあり、それをチーム力でどのようにリカバリーするかが面白さのひとつ。過去には、転倒したマシンから出火して消化液がかけられたが、そのマシンを再び走らせてピットに戻ると、メカニックにより修復されてレースに復帰したという例もある。また、MotoGP™やWSBKでは、転倒は優勝争いからの脱落を意味するのだが、EWCでは転倒からの大逆転ということも不可能ではない。そう、スプリントレースとは違った感動のドラマが数多く見られるのがEWCなのである。
鈴鹿市のレーシングチームであるF.C.C. TSR Honda Franceは現在世界ランキング暫定1位となり、最終戦の鈴鹿8耐での日本チームとして初の総合優勝が期待される。

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