レイの新次元の走りとKawasakiが目指す25年ぶりの優勝
レイはHonda時代の2007年に鈴鹿300kmレースでパートナー清成龍一とともに優勝し、秋吉耕佑と岡田忠之とのチームで2012年の鈴鹿8耐を制している。だが、当時ももちろん素晴らしい速さを見せつけていたのだが、スーパーバイク世界選手権でKawasakiに移籍した2015年からは圧倒的な速さをもって世界の王者に君臨し続けている。現在のレイは、日本で活躍していた当時とは次元の違う速さを身に着けていることは明確で、そのパフォーマンスが期待される。
ヨーロッパでの耐久レースの歴史のなかで数々の栄光の記録を残してきたKawasaki。鈴鹿8耐では1993年にスコット・ラッセルとアーロン・スライトで挙げた1勝のみだが、世界王者のレイ、2017年ブリティッシュスーパーバイク総合3位のハスラム、2017年JSB1000クラス総合3位の渡辺一馬の3人による戦いは、日本のKawasakiファン、そして世界に広がるKawasakiファンにとって、忘れることのできない夏になるはずだ。