SUZUKA 2&4レース

若い風が全日本ロードレース最高峰クラスをかき乱すか。5人の若手ライダーを一挙紹介

若い風が全日本ロードレース最高峰クラスをかき乱すか。5人の若手ライダーを一挙紹介 写真提供:MFJ PROMOTION
 全日本ロードレース選手権最高峰クラスであるJSB1000クラス。このクラスでは中須賀克行、高橋巧、津田拓也など長くJSB1000に参戦するライダーたちが席巻し、表彰台の常連となっていた。しかし近年、勢いのある若手ライダーたちが頭角を表し始めている。今回は、その若手注目ライダー5名を紹介しよう。
  • 野左根航汰(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)
    野左根航汰(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)

     若手注目株筆頭と言える野左根は、2017年からヤマハのファクトリーチームであるヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに移籍した。2017年は全日本で2勝を挙げる活躍を見せるかたわら、世界耐久選手権(EWC)にフル参戦。さらにMotoGPTM第15戦日本GPに代役参戦を果たす。MotoGPTMでは予選日に転倒、負傷し万全の状態で決勝レースに参戦することができなかったものの、その速さはバレンティーノ・ロッシも評価するものだった。

     野左根は2018年、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームで参戦2年目を迎える。EWCと掛け持ち参戦だった2017年とは違い、2018年は全日本に専念。チームメイトはJSB1000で7度のタイトルを獲得した中須賀克行だ。ヤマハの参戦体制発表で野左根ははっきりとこう語った。「チャンピオンを目指したいです」。若くして多くの経験を積んだ野左根が、満を持してナンバーワンをねらう。

  • 濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)
    濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)

     2017年は全日本最高峰クラスルーキーイヤーにしてヨシムラ・スズキMOTULから大抜てきを受け、話題をさらった濱原。濱原は最年少記録となる12歳5ヶ月で国際ライセンスを取得。その後スーパーモタード参戦を経て、2016年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで再びロードレースに復帰する。

     濱原はここでSSTという改造範囲が狭くほぼ市販車状態のマシンを使うクラスで、2分9秒台という驚異的なタイムをマークし、一躍時の人となった。翌2017年の鈴鹿8耐はスズキのEWCチーム、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)から参戦。全日本JSB1000ではランキング7位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

     2018年、濱原はHonda Dream RT 桜井ホンダに移籍。マシンをスズキからHondaに乗り替える。濱原は2018年シーズンを迎えるにあたり「2017年は勉強の年。2018年はその答え合わせの年です」と語る。その意味はシーズンが幕を開ければ知ることになるのだろう。

  • 水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
    水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)

     2017年のJ-GP2チャンピオンとして最高峰クラスに昇格した水野。J-GP2参戦2年目だった2017年は、全7レース中5勝を挙げる強さを見せ、最終戦を待たずにチャンピオンを決めた。2015年、2017年にはMotoGPTM日本GPでそれぞれMoto3クラス、Moto2クラスへのワイルドカード参戦も経験。順調に経験と実績を重ね、ステップアップを果たしてきた。

     水野は2018年、それまでMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのエースライダーを務めていた高橋巧がHondaのワークスチーム、チームHRCからの参戦となったことで、その座を引き継いだ形となる。それでも彼のなかに気負いはない。「結果を残せるならどんどん優勝をねらっていきたいです」と水野は言う。MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのエースの看板を背負い、JSB1000参戦1年目にして表彰台常連を目指す。

  • 前田恵助(ヤマルーブ・レーシング・チーム)
    前田恵助(ヤマルーブ・レーシング・チーム)

     前田は2017年、全日本ST600クラス参戦4年目にしてチャンピオンをつかみとった。この戴冠を語る前に、2016年の最終戦に触れておきたい。2016年、前田は最終戦鈴鹿を前にしてランキング2位との間に10ポイントのアドバンテージを築いていた。しかし、ポールポジションから迎えた決勝レースでまさかの転倒。タイトルを逃してしまう。

     2017年、前田はやはり最終戦をポイントリーダーとして迎えていた。挑んだ決勝レースでは、見事2位表彰台を獲得。悲願のST600タイトルを手に入れた。そして2018年、前田は2014年から参戦していたST600を離れ、JSB1000へステップアップを果たす。

     チームはヤマハの若手ライダー育成を目的とする、ヤマルーブ・レーシング・チーム。かつて野左根や2018/19シーズンEWCへ参戦する藤田拓哉が在籍していた、ヤマハの有力チームだ。「今年は挑戦の年」だと語る前田。ルーキーらしい活きのいい走りで台風の目となるか。

  • 松ア克哉(Kawasaki Team GREEN)
    松ア克哉(Kawasaki Team GREEN)

     2017年、カワサキのトップチームであるKawasaki Team GREENがライダーラインアップを一新。そのひとりとして起用されたのが、松アだ。松アは九州を拠点にレース活動を行い、2016年に全日本デビュー。その年は若手育成を目的としたRS-ITOH&能塚からST600にフル参戦し、ランキング6位を獲得した。

     JSB1000ルーキーイヤーとなった2017年は、ホームコースの第5戦オートポリスで4位に食い込む走りを見せるなど全9レースでポイントを獲得し、ランキング15位でシーズンを終えた。最高峰クラスで2年目を迎える松ア。1年目の経験を活かしながらも若手ライダーらしい勢いある走りで、JSB1000をかき回してほしいところだ。

 

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。

ページトップへ

モータースポーツ

(c) Mobilityland Corporation All Rights Reserved.
Kochira (Kochira family) is an original character of MOBILITYLAND designed by Mr. Osamu Tezuka. (c)TEZUKA PRODUCTIONS

ツインリンクもてぎ