SUZUKA 10 HOURS
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SUZUKA 10 HOURSへ準備のほどは? GT300トップドライバーたちに聞く7つの質問

 いよいよ少しずつ開催が迫る第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10 HOURS)』。海外のトップチームが参戦し、日本の強豪たちと戦うことになるが、迎え撃つ形の日本チームは、SUZUKA 10 HOURSに向けてどんな意気込みなのだろうか……?

 そこで、SUPER GT GT300クラスに参戦し、SUZUKA 10 HOURSにも参戦表明をしている3チームのドライバーに、同じ質問をぶつけてみた。回答してくれたのは、下記のドライバーたちだ。

●道上 龍 選手(Modulo Drago CORSE/Honda NSX GT3)
●谷口 信輝 選手(GOODSMILE RACING & Team UKYO/Mercedes-AMG GT3)
●星野 一樹 選手(GAINER/NISSAN GT-R NISMO GT3)

■Q1:SUZUKA 10 HOURSに向けて、今の段階でどんな印象を持っていますか?

道上 龍 選手
「初めてなのでまだ分かりませんね…。鈴鹿では、これまで1000kmがいちばん長いレースでしたが、今度はほぼ全車GT3で、しかも10時間でしょう?タイヤもふだんのものと違ってピレリを履きますし、正直想像もつかないですね。海外のトップチームも来ると思うので、自分たちが経験したことがないようなことを経験できるのではないでしょうか」

谷口 信輝 選手
「去年、チームでスパ24時間に参戦させてもらって、本場のレベルや気質を学んできましたが、そこで我々は惨敗したので、今回はホームで迎え撃つ……という形になります。ただ、決して有利ではないだろうと思っています。とは言え、スパに行くよりは条件は悪くないはず。まず、自チームでできるということが大きい。それにホームなので、スパのときよりは『やってやるぞ!』と思っています」

星野 一樹 選手
「鈴鹿1000kmが今まで6時間程度のレースでしたよね。それよりも単純に4時間も長いレースですからね。とにかく長距離ですし、タイヤもピレリを履くので、未知数なことが多い。でも鈴鹿というホームコースで戦うのは日本チームにとってもアドバンテージになると思いますし、今のところすごく楽しみですよ」

■Q2:自分たちのマシンは、鈴鹿サーキットは得意ですか?


道上 龍 選手
「SUPER GTのメーカーテストで走った印象では、それほど悪くはなかったです。まわりの条件もありますがバランスが良かったので、鈴鹿は得意と思いたいですね」

谷口 信輝 選手
「GT3のなかでは、キャラクターとしては合っています」

星野 一樹 選手
「僕たちがSUPER GTで履いているタイヤの影響もあって未知数なところはありますが、NISSAN GT-R NISMO GT3は2018年モデルになってダウンフォースが増えているので、鈴鹿に対しては良くなっているはずです。鈴鹿を走る楽しみは去年に比べて全然増えていますよ」

■Q3:今のところイメージしている10時間の戦い方は?


道上 龍 選手
「10時間というとピットインの回数も多くなると思いますし、ピット作業で失敗しないようにすることを入念にやらないといけないと思います。僕たちのコース上での戦いもそうですが、ピットインだけはキッチリしていきたいですね。ただ、僕たちのNSX GT3は給油の時間がかかるので、ブランパンGTシリーズの規定で戦うレースならチャンスはありそうですね」

谷口 信輝 選手
「スタートとゴールはオレで、あとは若い衆に頑張ってもらって…というのは冗談(笑)。いやまてよ。フィニッシュは暗いので…。今のところ、まだそれほど考えてはいないです」

星野 一樹 選手
「24時間レースのようにペースを守って…という戦いではなく、スプリントの延長のような形で10時間を戦うことになるのではないでしょうか。タイヤのデグラデーションやブレーキ等で、どれほどペースを守らなければいけないのかという部分とのせめぎ合いでしょうね。どちらにしろスプリントに近いペースで走る最長距離のレースになると思います。激しいレースでしょうね」

■Q4:GT300チームや海外チームでは、どこが強そうだと思いますか?

道上 龍 選手
「マザーシャシー勢がそこそこ速いのではないでしょうか。GT3の海外勢なんかはマザーシャシーのことは分かっていないと思うので、いざ来てみたら『なんだあれ?』ってなるかもしれないですね(笑)。海外勢はまったく分からないですね〜(笑)。僕たちもそれより、第3ドライバー含め体制を作らないといけない段階ですから。5月に鈴鹿10時間に向けたテストがあるので、そこにはもしかしたら本番で乗るドライバーを乗せとかないといけないかもしれないです。僕の中では若手を乗せたいとも思いますし。ちなみに、ティアゴ・モンテイロが『乗せろ』って言ってきていますけどね(笑)

谷口 信輝 選手
「あまり気にしていないけど、JAF-GTのマザーシャシー勢も出ますよね。そのあたりがどんな性能調整になるのかが気になりますね。もしSUPER GTと同じようだと、かなり強いと思う。海外勢はあまり知らないけど、ベントレーやマンタイは知っている。ベントレーはセパンでの12時間レースとかにも参戦していたから」

星野 一樹 選手
「けっこう日本のGT300チームも出ますね。海外勢がそこまで多くはないですけど、結局日本勢がライバルになるのではないでしょうか? 鈴鹿はホームだし、海外勢に絶対負けないつもりでやると思います。日本チームは鈴鹿のデータも多いし、今まで1000kmで結果を出してきたところが強いのではないでしょうか。海外勢では、ヨーロッパのチームは気になりますね。ブランパンGTシリーズで強いところはやはり速いと思います。僕はニュルブルクリンク24時間の経験もあるので、マンタイはすごく楽しみです。あと、気になるのはベントレーとストラッカでしょうか」

■Q5:ズバリ、賞金は意識している? いかほど持ち帰りたいですか?


道上 龍 選手
「もちろん意識はしますけど、それは結果に対してついてくるものですからね。自分たちのなかでは、まずは10時間を走りきらないことには、優勝賞金も何も手に入らないですから。まずは意地でも完走ですね。耐久レースでの優勝はすごく難しいし、そこで勝つことは、世界選手権の優勝みたいなものでしょう? そちらの方が、価値があると思います。賞金が入ればSUPER GTにも資金をまわせますけど(笑)

谷口 信輝 選手
「意識してます! まあいくら持ち帰れるかはボスと事前に相談しないといけないですけどね(笑)

星野 一樹 選手
「意識しています(笑)。そこがすべてではないですけど、ひとつの頑張るための要素としては大事なものですから」

■Q6:SUZUKA 10 HOURSは夜の走行もありますが、完全に暗くなった鈴鹿は走ったことありますか?


道上 龍 選手
「鈴鹿1000kmは以前、ナイトセッションがありましたからね。18時半くらいからライトオンになると思います。でもけっこう暗いですよ。東コースは良いのですが、西がかなり暗いです。だから補助ライトは必須でしょうね」

谷口 信輝 選手
「走ったことはありますよ。あまり気になら…いや、気になるかな。ちょっと年とると見えなくなってくるからね(笑)

星野 一樹 選手
「ありますよ。けっこう暗くなりますね。そこがちょっと心配ではあります。照明を増やしたりするのかな……!? 気になります」

■Q7:SUZUKA 10 HOURSで楽しみなところや、ファンにココを観て欲しいというポイントはありますか?


道上 龍 選手
「ピット作業が多いと思いますし、分かる人には戦略の違いなんかも楽しめると思います。耐久ならではの観戦にはなると思いますよ。10時間先のゴールを見据えた戦略がいろいろあるはずなので、そこをぜひ楽しんで欲しいと思います。あとはいろいろなマシンが走るので、その車種を楽しんでいただいたり、自分の応援するチームを見つけることが大事ですね。そうしてレースを見るとまた違ってくると思います」

谷口 信輝 選手
「スパ24時間の時もそうでしたが、GT3のレースだから、他にLMPとかGT500とかの速いクルマや、逆にものすごく遅いクルマがいるわけではない。そういうレースはすごく楽しいですよね。もちろんGT3で誰が一番かを決めることもそうだし、他のクラスにかき回されずに戦えるので、すごく楽しいと思いますよ。それにGT3のフルグリッドのレースは日本じゃ他に見られないと思うし、海外の有力チームが日本で見られるので、そこはすごく楽しみですよね」

星野 一樹 選手
「個人的に、スーパー耐久でもSUPER GTでも、鈴鹿サーキットでのレースは運もいいし、相性も良いので。なので、僕たちが勝利を目指すところをぜひ観に来て欲しいですね」

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