ストラッカ・レーシングとメルセデスAMGが鈴鹿10時間に参加表明。3台体制で登場か!?
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写真提供:Strakka Racing
イギリスのレーシングチームであるストラッカ・レーシングは11月3日(金・祝)、2018年に向けてメルセデスAMGのパフォーマンスチームとなることを発表し、同時に鈴鹿10時間レースを含むインターコンチネンタルGTチャレンジに参戦を表明した。
ストラッカ・レーシングは、2007年に自らドライバーも務めるニック・レベンティスによって創立されたレーシングチーム。シルバーストン・サーキットに近いノーザンプトンシャーに本拠を構えており、GTカーレースから2009年にプロトタイプカーレースに転じ、ル・マン・シリーズやル・マン24時間レースで活躍。LMP1クラス、LMP2クラスどちらのクラスでもトップを争った有力コンペティターとして知られている。
2017年からチームはGT3カーレースに転じ、マクラーレン650S GT3を3台使用。SROモータースポーツ・グループが運営するブランパンGTシリーズに10戦参戦したほか、イギリスGTにも登場。GT3カーレースに野心的に取り組んでいたが、2018年に向けて、メルセデスAMGとタッグを組み、新たな体制を構築することになった。
ストラッカ・レーシングは、来季メルセデスAMGのサポートを得る『パフォーマンスチーム』という枠組みのチームとなり、新たにブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップとともに、インターコンチネンタルGTチャレンジへの挑戦も決定。鈴鹿10時間レースに参戦の名乗りを上げる、初の海外チームとなった。
「ストラッカ・レーシングにとって世界の舞台へと戻り、鈴鹿やバサースト、ラグナセカと言ったコースで戦うことができるのは素晴らしいことだ」とニック・レベンティスは語っている。
「ブランパンGTシリーズのエンデュランスカップに参戦することで来季は素晴らしいカレンダーを送ることができる。それにメルセデスAMGとのタッグにより、表彰台、勝利を争うことができるだろう」
チームのレーシングディレクターを務めるジェイ・ダベンポートによれば、メルセデスAMGとの交渉のなかで、インターコンチネンタルGTチャレンジへの参戦が興味深いポイントになったとしている。また、鈴鹿への参戦にあたっては、現在まだメンバーは確定はしていないものの、パフォーマンスチームとなったことで、メルセデスAMGのファクトリードライバーの起用が確実視されている。