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鈴鹿10時間耐久レース>特集>鈴鹿10時間へ来たれ!世界のGT3レーシングカー紹介その2 〜日本のGT3カーたち&GT300カーたち〜

鈴鹿10時間へ来たれ!世界のGT3レーシングカー紹介その2
〜日本のGT3カーたち&GT300カーたち〜

 2018年、鈴鹿サーキットで開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』は、主な参戦車両として世界のGT3カーたち、そして日本車のGT3カー、JAF-GT車両が中心となる。GT3カーレースの魅力は、その車種バラエティにもある。ここでは鈴鹿10時間耐久レースに登場するかもしれない日本のGT3カーたちと、SUPER GTに参戦するJAF-GT300カーを紹介しよう。

GT3カー

バラエティが増える国産GT3カー 鈴鹿10時間では期待の車種も!?
 ヨーロッパのGT3カーたちに比べ、登場が少し遅かったのが日本の自動車メーカーによるGT3カー。しかしその速さは一線級で、ヨーロッパやアメリカで大活躍をみせている。鈴鹿10時間にも多くの車種が登場しそうで、2018年デビューのHonda NSXの参戦も期待されている。
  • 01 日産GT-R NISMO GT3
    NISMO
     日本車のGT3カーの先駆けとして、R35 GT-Rをベースに2012年に発表されたのが日産GT-R NISMO GT3。市販車の面影を強く残しているが、戦闘力は一線級。2015年に一度バージョンアップされ、現在2018年に登場が噂されている『エボルーションモデル』の開発が続けられている。

     登場当初はトラブルが出たこともあったが、日本はもちろんヨーロッパ、アメリカでも少しずつカスタマーが増えており、ヨーロッパでは『GODZILLA(ゴジラ)』の愛称ももつ。2015年は特に活躍した年で、ブランパンGTシリーズや、オーストラリアのバサースト12時間でも優勝を飾った。
  • 02 レクサスRC F GT3
    Toyota
     スポーツクーペであるレクサスRC Fをベースに開発されたGT3カー。2015年から実戦には登場したものの、当初はホモロゲーションが取得できず、特認車という扱いだった。しかし、17年からは正式にGT3カーとして登録され、日本、ヨーロッパ、アメリカでそれぞれ活躍している。

     とくにSUPER GT300クラスでは、2017年に『F』の語源である富士スピードウェイでのレースで初勝利を飾るなど、すでに2勝をマーク。トップクラスの戦闘力を発揮している。かつてSUPER GT 500クラスで使われていたパーツと似たものが使用されるなど、レース専用のものがおごられている。
  • 03 Honda NSX GT3
    Honda
     2016年から発売がスタートしたスーパースポーツ、Honda NSXのレーシングバージョン。2017年からアメリカで『アキュラNSX GT3』の名前で参戦がスタートしており、すでに勝利を飾るなど市販車の性能そのままに大活躍をみせている。

     2018年からはヨーロッパ、そして日本でも『Honda NSX GT3』としてカスタマーチーム向けの発売が予定されており、2017年の鈴鹿1000kmではジェンソン・バトンの手によりデモランも実施。鈴鹿10時間耐久レースへの登場も可能性が多いにあるだろう。

JAF-GT300カー

オリジナリティと技術力で勝負!マザーシャシーも車種が豊富に
 日本のSUPER GTで、その技術力を活かすべく存在しているのがJAF-GT規定のGT300カー。マレーシアで開催されるセパン12時間等でもGT3と同等のマシンとして扱われ、2018年の鈴鹿10時間にも参戦が可能となった。完全オリジナルのJAF-GTカーのなかでも、GTアソシエイションが導入した“マザーシャシー"により、さらに車種は豊富となっている。
  • 04 トヨタ・プリウスGT
    Ryuji Hirano
     あのおなじみのハイブリッドカー、トヨタ・プリウスの姿をしたレーシングカーがプリウスGTだ。市販車とは異なり、レース専用エンジンをドライバー後方に搭載しているが、ハイブリッドシステムは市販車の延長線上のものが使用されており、“走る実験室"の役割ももっている。SUPER GTには2台が参戦しているが、蓄電装置が2台で異なるのもそのためだ。

     走りは市販車のプリウスからは想像がつかないほどド迫力。そのため、SUPER GTを観たヨーロッパのファンからは『メガプリウス』とも呼ばれている。2016年にはセパン12時間にも参戦し、ヨーロッパのGT3チームとも渡り合った。
  • 05 スバルBRZ GT300
    Ryuji Hirano
     長年SUPER GTに参戦を続けるスバルのGT300マシン。市販のBRZの印象とは裏腹に、中身はSUPER GTの古豪R&D SPORTと、STIが作り上げたレース専用マシンだ。年々着実に改良が加えられており、GT300でもトップを争う一台と言える。

     エンジンはスバル得意のボクサーターボが使用されており、フロントの低い位置に搭載され旋回性が高い。鈴鹿サーキットは非常に得意としているコースのひとつで、これまでの鈴鹿1000kmでも勝利を飾ってきた。
  • 06 トヨタ86 MC
    Ryuji Hirano
     日本の技術力を養い、プライベーターでもマシンを作って参戦できるように……と生まれたGT300マザーシャシー構想の最初の一台として誕生したのが、人気のトヨタ86のボディを使う86 MCだ。SUPER GT300クラスには4台が参戦しており、GT300マザーシャシーのなかでも最多となっている。
  • 07 ロータス・エヴォーラMC
    Ryuji Hirano
     カーズ東海ドリーム28が、イギリスのロータスの日本ディーラーを運営していることから実現したレーシングバージョンのロータス・エヴォーラがこのマシン。世界にこの一台しかない。他のマザーシャシー使用車と同様のモノコックを使うが、市販車と同様のエンジン搭載位置にするために、強豪ムーンクラフトの手によって大きな改造が加えられている。

     その美しいフォルムとともに、持っているポテンシャルは非常に高い。また、著名レーシングカーデザイナーの由良拓也氏率いるムーンクラフトだけに、空力性能も非常に高く、かつ意欲的なパーツが毎戦のように投入されている。
  • 08 トヨタ・マークX MC
    Ryuji Hirano
     ディーラーチームである埼玉トヨペットGreen Braveが、SUPER GTに参戦するにあたってチョイスしたボディが、セダンであるマークX。それがグラマラスなレーシングカーとして変貌したのが、マークX MCだ。車種のチョイスは、トヨペット店の旗艦車種だからだ。

     今季は参戦初期こそ苦戦を強いられたものの、チーム全体がSUPER GTに馴染むことによって速さも増している。チームは昨年セパン12時間にも挑戦しており、鍛錬の場として鈴鹿10時間に参戦する可能性もあるかもしれない。

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